当ブログではオススメの銀行の1つとして、住信SBIネット銀行を挙げています。
詳細な特徴やオススメの理由については、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
そして、この銀行を活用するうえで重要になってくるのが、スマプロランクと呼ばれるランク制度の活用です。
この攻略こそがこの銀行の使いやすさのキモとなってきます。
そこで、この記事ではスマプロランクの特徴と具体的なランク制度の達成方法を解説していきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- スマプロランクの特徴
- 住信SBIネット銀行を使ううえで狙いたいランク
- ランク達成のためのお手軽なクリア条件
住信SBIネット銀行を利用している人であれば、絶対に知っておきたい情報ですので、ぜひ参考にしてください。
結論
早速、結論から言います。
住信SBIネット銀行をアクティブに活用するうえでは、スマプロランクのランク3を達成するのがベストです。
そして、このランク3を達成するためにオススメの方法は
- SBIハイブリッド預金に1円以上入金する
- 外貨預金に1ドル分を入金する。
- 給与振込口座に指定する。 ※指定できない場合は、純金積立契約の条件をクリア
になります。
なぜランク3がいいのか、達成条件としてなぜ上記3種類がよいのか、分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スマプロランクとは
住信SBIネット銀行が提供するサービス「スマートプログラム」の特典の1つです。
毎月の銀行サービスの利用に応じて、自動的にスマプロランクというランクが決まり、そのランクに応じて以下のサービス優遇が受けられます。(公式サイトより引用)
ATMご利用手数料無料回数 | 振込手数料無料回数 | |
---|---|---|
ランク4 | 月20回 | 月20回 |
ランク3 | 月10回 | 月10回 |
ランク2 | 月5回 | 月5回 |
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
最低ランクのランク1でも最低限の無料回数は確保できており、この銀行が優秀な点でもあります。
しかし、メインで使っていくにはランク2以上は欲しいです。
このうち、ランク2に関しては、以前は一定の条件を満たすのにコツが必要でしたが、2021年4月からはシンプルな判定条件に変わった(後述)ので、非常に達成しやすくなりました。
ただ、ATM入出金手数料の無料回数が入金と出金それぞれで発生するため、ATMの利用頻度が高い人はランク2のままでは不安です。
また、住信SBIネット銀行には定額自動振込の機能があり、月々の振込を行う銀行として便利なため、この銀行を使って振込を多く行っている人にとっても、ランク2のままでは無料回数が足りない恐れがあります。
このため、住信SBIネット銀行を積極的に使っていく人にとっては、ランク3以上を狙うのがベストと言えます。
スマプロランクの達成方法
スマプロランクの各ランクを満たす条件は以下のとおりです。(公式サイトより引用)
ランク | 達成条件 |
---|---|
ランク1 | スマート認証NEOに未登録 |
ランク2 | スマート認証NEOに登録済 |
ランク3 | スマート認証NEOに登録済 + 以下のいずれかに該当 (1)預金残高300万円以上 (2)住宅ローン残高あり (3)ロボアドバイザー資産運用残高100万円以上 (4)(A)のうち3点以上を達成 |
ランク4 | スマート認証NEOに登録済 + 以下のいずれかに該当 (1)外貨預金+仕組預金 500万円以上 (2)外貨預金+仕組預金 300万円以上+住宅ローン残高あり (3)(B)のいずれかを達成 |
(A)の条件は以下のサービス利用による条件で、この中から3点以上を満たす必要があります。
- 外貨預金残高あり
- 仕組預金残高あり
- SBIハイブリッド預金残高あり
- BIG・toto購入と公営競技入金の月内合計2万円以上
- 純金積立契約あり
- 給与・賞与・年金受取の入金あり
- 目的・不動産担保ローン残高あり
- カードローン残高あり(50万円以上だと2点にカウント)
- ミライノデビット月末確定金額
1万円以上→1点
3万円以上→2点 - ミライノカード(JCB)の引落口座を住信SBIネット銀行に設定+当月確定金額
1万円以上→1点
5万円以上→2点 - JAL Global WALLETへの住信SBIネット銀行口座からの円貨チャージ月内合計金額
1万円以上→1点
3万円以上→2点
(B)の条件は以下のカード保有し、引落口座を住信SBIネット銀行に設定(デビットカードは契約のみ)していることによるランクアップの特典です。
- ミライノカード GOLD(JCB)
- ミライノカード PLATINUM(JCB)
- ミライノカード Travelers GOLD(Masstercard)
- ミライノデビット PLATINUM(Masstercard)
以上の条件を、判定月の月末時点で満たしているかが判定され、判定結果は翌々月のランクとして適用される仕組みです。
スマプロランクの攻略方法

ここからは、具体的にランクアップにおすすめな方法を紹介していきます。
なお、ランク2まではスマート認証NEOへの登録に関する設定だけで達成できるため、特にランク3を目指す人を中心に解説します。
ちなみに、スマート認証NEOとは、住信SBIネット銀行の口座と自分のスマートフォンの本人確認情報を紐づける設定のことです。
この設定により、画面へのログインや取引実行の際に、登録したスマートフォンによる本人確認操作(PINコード、生体認証)が求められるようになり、セキュリティが高まります。
近年のネットバンクでの不正操作等の事象多発の影響を踏まえ、利用者への安全を高めるため、ランクアップ制度の条件に組み込んでいるものと思われます。
操作の手間は増えますが、スマプロランクの攻略に必須ですし、セキュリティは高めるに越したことはないので、以降の記述ではスマート認証NEOへ登録している前提で進めていきます。
おすすめクリア条件
スマート認証NEOへ登録に加え、ランク3を達成する条件は複数ありますが、多額の資金が必要な条件が多いです。
また、このランク攻略のためだけに住宅ローンを契約するのは本末転倒です。
そのため、(A)のうち3点以上を達成という条件が現実的でしょう。
そして、この中でも達成しやすいのは
- 外貨預金残高あり
- SBIハイブリッド預金残高あり
- 給与・賞与・年金受取の入金あり
- 純金積立契約あり
になります。
外貨預金残高あり
こちらは金額の条件がなく、残高があればクリアとなります。
そのため、自身の預金のうち、1米ドル(約110円)だけ外貨にし、入金しておくだけで達成できます。
なお、他の外貨でも問題ありませんが、米ドルは世界の基軸通貨の側面があるため、最も安全性が高いと言えます。
どの外貨にするのか迷うなら米ドルを選択しておけば問題ないです。
SBIハイブリッド預金残高あり
SBIハイブリッド預金とは、自身のSBI証券口座と住信SBIネット銀行の口座を連携し、双方の口座から預金の出し入れができるようになるサービスです。
この口座は普通預金口座とは別の口座という位置づけとなっており、普通預金口座から入金する必要があります。
しかし、こちらも金額の条件はないため、1円でも入金すれば条件達成です。
SBI証券の口座開設が必要ですが、SBI証券自体は証券口座として非常に優秀なので、とりあえず口座を作っておいて損はないです。
給与・賞与・年金受取の入金あり
こちらは、自身の給与や年金の振込先を住信SBIネット銀行に指定するだけで達成でき、ノーリスクでで達成できるので最も手軽でおすすめな条件です。
ただし、給与振込先を住信SBIネット銀行に指定できない人や、フリーランスのため給与という概念が無い人もいるでしょう。
ノーリスクではないですが、そんな人には次の妥協案もあります。
純金積立契約あり
その名のとおり、純金積立の契約をしておく方法です。最低金額は1000円です。
ただし、この条件は月末時点で契約があればクリアとなります。
つまり、1回だけ積立を行いその後積立を停止すれば、契約している状態だけが残り、条件クリアとなります。
純金積立自体は手数料等のコストが発生します。また、純粋な純金積立としてのサービス自体は証券会社の方が優秀です。
資産形成としてこの純金積立を行うのではなく、ランクアップのためのコストと割り切って取り組むのがよいでしょう。
コストとしては多少金額が大きくなるので、この条件のクリアは妥協案という位置づけにしています。
まとめ
この記事では、住信SBIネット銀行のスマプロランクを解説し、おすすめのランクとその達成方法を解説しました。
その結論として、使いやすさの観点からおすすめするランクはランク3です。
そして、以下の条件を満たすことで達成できます。
- SBIハイブリッド預金に1円以上入金する
- 外貨預金に1ドル分を入金する。
- 給与振込口座に指定する。 ※指定できない場合は純金積立契約の条件をクリア
なお、さらに上のランク4を目指したい場合は住信SBIネット銀行が提供しているカードを保有し、(B)の条件を満たすとよいでしょう。
特に、ミライノカード GOLD(JCB)か、ミライノデビット PLATINUMを所持するのが最も費用負担が抑える観点からオススメです。
筆者自身もミライノデビット PLATINUMを所有してクリアしています。
このカードはデビットカード単体としても優秀で、特典が豊富なコスパ最強カードです。詳細を知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。
住信SBIネット銀行は多用途に使える当ブログでもトップクラスにおすすめできるネット銀行です。
その使いやすさを上げるためにも、スマプロランクを攻略してぜひ使いこなしてください。
お得な開設方法
この記事の最後に、住信SBIネット銀行のお得な開設方法を紹介します。
それはSBI証券の口座開設を申込み、その際同時に住信SBIネット銀行を開設するという方法です。
SBI証券は、住信SBIネット銀行と紐づいたSBIハイブリッド預金の開設に必須ですし、証券会社としてもトップクラスに優秀なため、とりあえず開設しておく程度のスタンスでも損はないです。
ポイントサイトの活用
SBI証券の開設は、ポイントサイトを介して行うのがオススメです。
日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、数千円相当のポイントをもらえることが多いです。
達成難易度としても複雑な条件が不要で非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。
詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

各種ポイントサイトに登録したい場合は、以下のリンクをご活用ください。
コメント
スマート認証があるだけでランク2は便利です。入出金と他行振込が5回ずつ無料なら毎月振込が必要なときも無料で便利です。むしろ振込用の口座として使えばいいです。
はあさまかさん
コメントありがとうございます。
仰るとおり、振込用口座として使うのに打ってつけですよね。
他行振込手数料無料回数が5回で十分ならスマート認証の設定だけで、ランクアップのことほぼ考えなくていいのも魅力ですよね。