節約をしたりお得を求めるとき、ネット銀行の活用は必須です。
金利、手数料、サービス内容、どれをとっても都市銀行や地方銀行などより優秀です。
ただ、ネット銀行にも多くの種類があり、銀行ごとに向いている用途が異なります。
それを知らずに利用すると、「無駄な手数料を払っていた」、「毎月ATMから手作業で資金を移していた」など、気付かないうちに損することになるかもしれません。
そこで、今回はそんなネット銀行の1つである住信SBI銀行について詳しく解説していきます。
この記事を読むと、こんなことがわかります。
- 住信SBIネット銀行の特徴
- 住信SBIネット銀行の具体的な活用法
- どんな人がこの銀行口座を作るべきか
住信SBIネット銀行 の開設を検討されているようでしたら、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
住信SBIネット銀行は、癖が少なく、初心者から上級者まで万人にオススメできるネット銀行です。
どのネット銀行を利用するか悩んでいる人であれば、まず始めに開設すれば間違いがないです。
サービスの特徴
ATM入出金・他行振込

この銀行を活用するうえでカギとなるのが、「スマートプログラム」という、利用者のサービスの利用状況に応じたランク制度です。
この達成度合いによって決まるスマプロランクによって、以下のサービス優遇が受けられます。
ATMご利用手数料無料回数 | 振込手数料無料回数 | |
---|---|---|
ランク4 | 月20回 | 月20回 |
ランク3 | 月10回 | 月10回 |
ランク2 | 月5回 | 月5回 |
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
公式サイトより引用
このランク制度については、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
ATM入出金
最低ランクの1でもATM入出金が月2回無料となっており優秀です。
ランク3に至っては月10回無料となっており、ここまであればまず入出金困ることはないでしょう。
ちなみに新規口座開者の場合、開設口座開月から6ヶ月間はランク2としてスタートします。
なお、この回数は入金と出金それぞれを1回とカウントするので、注意が必要です。
まぁ、キャッシュレス化が進んできている最近では、ランク2まであれば、まず気にする必要もないと思いますが…
対応ATMもセブン銀行、イオン銀行、ゆうちょ銀行等幅広く対応しているため、お金を引き出すATMが見付からない心配もないでしょう。
他行振込
最低ランクのランク1でも1回は無料になるので優秀です。
上記のスマートプログラムの達成状況次第で大きく使いやすさが異なりますが、ランク2以上になれば、一気に無料回数が増えるため、振込が多い人も困ることも無いはずです。
他のネット銀行にもランク制度がありますが、住信SBIネット銀行はランクを上げやすく、かなりサービスが充実するランク3でも比較的達成しやすくなっています。
これもこの銀行が万人向けと言える理由です。
自動化設定

定額自動入金サービスと定額自動振込サービスをどちらも備えており、こちらも非常に優秀です。
定額自動入金サービスは、他行口座から指定した金額を自動的に住信SBIネット銀行の自身の口座に持ってくることができます。
他行口座からの引き落とし日は毎月5日、27日から選択、住信SBIネット銀行の口座への入金は4営業日後という制約はありますが、手数料無料で利用できる点が大きいです。
定額自動振込サービスは、予め登録した日付で他行口座に指定金額を自動的に振り込む機能になります。
振込手数料については、上記のスマートプログラムの手数料無料化を適用できるので、スマートプログラムのランクを上げておけば、実質無料無料で色々な口座に振り込むことが可能となります。
普通預金金利

こちらは0.001%。至って普通の預金金利です。
メガバンクと大差なく。特筆すべき内容ではないです。
その他に特徴的なサービスとして、SBIハイブリッド預金というサービスがあります。
これは、自身のSBI証券口座と住信SBIネット銀行の口座を連携し、双方の口座から預金の出し入れができるようになるサービスです。
この口座に関しては金利が0.01%となっており、比較的高い金利となっています。(詳細は公式サイトをご覧ください。)
ただし、100万円入金したとして、年間100円(税抜)ですので、正直この金利目当てでこの口座を使う価値はないです。
その他
ポイントサービス
スマートプログラムにスマプロポイントというポイントサービスはあり、クリアしやすいものが多いです。
ただし、どれも月当たりのポイント付与上限が決められているため、大量に貯まるというわけではありません。
色々な機能を使っていくうちに気付いたら貯まっていた、という程度で利用するのがちょうどいい感じです。
ポイント対象商品・サービス | 条件 | 獲得ポイント |
---|---|---|
外貨預金・仕組預金 | 月末残高合計300万円以上 | 100pt/月 |
ミライノ カード(JCB) | 月内引落金額合計5万円以上 | 100pt/月 |
給与受取 年金受取 定額自動入金 | いずれか利用 | 30pt/月 |
口座振替(銀行引落) | 1件以上引落しあり | 5pt/月 |
外貨積立 | 月1万円以上積立 | 10pt/月 |
純金積立 | 月5,000円以上積立 | 10pt/月 |
公式サイトより引用
外貨預金
特に米ドルは全銀行中最安の為替コストに抑えて預金ができます。
通常の米ドル振替による預金でも為替コストは1円につき4銭と安いです。
さらに、外貨積立サービスを利用することで、1円につき2銭の為替コストにまで抑えることができます。
また、外貨積立サービスに関しては為替コスト無料キャンペーンも頻繁に行っています。
外貨預金を単体で利用すること自体は当ブログでは否定的ですが、米国株、米国ETF等の資産運用するために、最安で外貨を調達するという目的であれば、使わない手はないという程おすすめサービスです。
活用方法

この銀行の具体的な用途をまとめます。
正直、なんでもこなせる銀行です。。
強いて言えば、貯金口座には向いていないので注意、ということぐらいです。
ただ、特徴的なサービスとして、定額自動入金や定額自動振込を利用できるので、銀行間振替の自動化に大活躍する銀行と言えます。
代表的な使い方としては、以下が考えられます。
給与振込口座
給与振込がスマートプログラムのランクアップ達成条件の1つになっているので、給与振込口座に住信SBIネット銀行を指定できる場合は有力な選択肢となります。
定額自動振込を利用して、この口座で受け取った給与を他行に振り分けることも可能です。
中継口座
職場の都合等で給与受取口座をメガバンクや地銀から変更できない場合、給与振込口座から定額自動入金で必要な金額を吸い上げる方法もあります。
そこからさらに、定額自動振込で生活口座や貯金口座への振り分け、月々の振込支払い等を自動で行う…、と言った銀行間の中継機能での活躍します。
投資用口座
上述の通り、SBI証券と口座連携する機能や、最安の為替コストでの外貨調達を利用した、資産形成の用途としての活用もアリです。
まとめ
この記事では、住信SBIネット銀行について詳細を見ていきました。
便利で多彩なサービスを複数取り揃えており、初めてネット銀行を使用する初心者から、資産形成に励む上級者まで万人におすすめできるネット銀行です。
どのネット銀行を利用するか悩んでいる人であれば、まず手始めにこの銀行口座を開設すれば間違いがないでしょう。
お得な開設方法
この記事の最後に、住信SBIネット銀行のお得な開設方法を紹介します。
それはSBI証券の口座開設を申込み、その際同時に住信SBIネット銀行を開設するという方法です。
SBI証券は、住信SBIネット銀行と紐づいたSBIハイブリッド預金の開設に必須ですし、証券会社としてもトップクラスに優秀なため、とりあえず開設しておく程度のスタンスでも損はないです。
ポイントサイトの活用
SBI証券の開設は、ポイントサイトを介して行うのがオススメです。
日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、数千円相当のポイントをもらえることが多いです。
達成難易度としても複雑な条件が不要で非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
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