楽天銀行は当ブログでもおすすめしている、優秀なネット銀行です。
そんな楽天銀行を最大限活用するために必須なのが、ハッピープログラムの攻略です。
ハッピープログラムのランクによって受けられる各種優遇サービスがこの銀行のキモとなります。
ところが、このハッピープログラムのランクを上げるのは大変ではないでしょうか?
この記事では、楽天銀行をお得に使っていきたい人に向けて、ハッピープログラムをラクに攻略する方法を紹介します。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- ハッピープログラムの特徴
- ハッピープログラムを攻略しやすいサービス
- ハッピープログラムを自動的にクリアする方法
裏技的な方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ハッピープログラムとは

ハッピープログラムとは楽天銀行のサービスの利用状況に応じてステージが決まるランク制度です。
ステージごとに以下のサービス優遇が受けられます。
ステージ | ATM入出金手数料 無料回数 | 他行宛振込手数料 無料回数 | 楽天ポイント 獲得倍率 | 達成条件 |
---|---|---|---|---|
スーパーVIP | 7回/月 | 3回/月 | 3倍 | 残高300万円以上 または取引30件以上 |
VIP | 5回/月 | 3回/月 | 3倍 | 残高100万円以上 または取引20件以上 |
プレミアム | 2回/月 | 2回/月 | 2倍 | 残高50万円以上 または取引10件以上 |
アドバンスト | 1回/月 | 1回/月 | 1倍 | 残高10万円以上 または取引5件以上 |
ベーシック | 0 | 0 | 1倍 | エントリー |
(公式サイトより引用)
楽天銀行をアクティブに使う人であればプレミアム以上のステージを狙いたいところです。
ハッピープログラムの達成条件
ハッピープログラムの条件は、前月26日〜毎月25日までの期間で判定され、翌月の1日から適用されます。
達成条件は、楽天銀行の預金残高での判定と、対象取引の件数による判定の2種類があります。
ただし、プレミアム以上を狙うために預金残高でクリアする場合、数十万円単位でのまとまった資金が必要です。
それだけの資金を用意するのが難しい場合、特定の取引によるクリアを目指すことが必須です。
そして、その対象の中でも、手数料などが発生せずクリアしやすい取引は以下になります。
種類 | サービス | 条件 |
---|---|---|
振込・入金 | 他行口座からの振込 | 振込のあった日ごと (1日1件まで) |
給与⁄賞与⁄年金(国庫金)の受取 | 1件ごと | |
支払い | 楽天カードの口座振替(自動引落) | |
その他の口座振替(自動引落) | ||
Pay-easy(ペイジー) | ||
公営競技 | JRA 即PAT・楽天競馬・SPAT4・オッズパークへの入金 | 入金のあった日ごと (判定期間中合計3件まで) |
オートレースへの入金 | ||
ボートレースへの入金 | ||
KEIRIN.JP・チャリロト・Kドリームス・e-SHINBUN BET・ WINTICKET への入金 | ||
楽天証券 | らくらく入金 | 入金のあった日ごと (判定期間中それぞれ3件まで) |
自動入金(スイープ) | ||
楽天銀行即時入金サービス | 楽天銀行即時入金サービス | 振込のあった日ごと (判定期間中3件まで) |
(他の対象取引や細かな注意点については公式サイトをご覧ください。)
クリアしやすいといっても、対象ごとに細かな条件が設けられており、取引件数を増やしていくためにはいろいろな対象を少しずつクリアしていく必要があります。
しかも、プレミアムを目指す場合は10件、VIPを目指す場合は20件の取引が必要です。
普段の生活の中で、何とか10件をクリアする事は可能でも、20件は厳しい…と言う人が多いのではないでしょうか?
そして何より、意図的に取引件数を増やしていく場合、一件一件手作業でクリアしていく必要があるため、なかなか面倒というのが正直なところです。
手軽に条件を達成する方法

そんなハッピープログラムの対象取引ですが、最も件数を稼ぎやすいものがあります。
それは“他行口座からの振込”です。
1日1回までという制約はありますが、日にちが異なれば上限なく対象となるのがいいところです。
そして、銀行の中には自動で他行口座に振り込みを行ってくれるサービス(定額自動振込サービス)があります。
つまり、他行へ手数料無料で多く振り込め、定額自動振込サービスに対応している銀行を利用することで、毎月自動でハッピープログラムの対象取引件数を増やせます。
ハッピープログラム攻略におすすめの銀行

振込手数料をたくさん無料にでき、定額自動振込サービスを備えた銀行としておすすめなのが、”住信SBIネット銀行”と”みんなの銀行”です。
住信SBIネット銀行
定額自動振込サービスに対応しており、他行振込手数料をたくさん無料にできると言えば、この銀行が有名です。
他行振込手数料の無料回数は、住信SBIネット銀行が提供しているランク制度、スマプロランクの状況によって変動します。
ただし、比較的クリアしやすいランク3でも、10回無料となるため、非常に優秀です。
また、最高ランクの4になれば20回も無料となり、これだけでハッピープログラムを攻略できるほどです。
銀行自体のサービスも全体的に優れているため、利用しておいて損はないです。
住信SBIネット銀行の各種サービスやメリットについては、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
みんなの銀行

2021年5月28日にサービスを開始した、スマホ専用の銀行です。
口座開設手続きをスマホ上でやるのはもちろん、キャッシュカードもなく、入出金はセブン銀行のATMでスマホ操作で行うなど、徹底的にスマホ完結型の面白い銀行です。
その他、特徴的なサービスをまとめます。
- ボックス
アプリ内部に専用の子口座を作成する機能。目的別に複数作成して、別々の貯金口座として管理できる。口座間の振替にも対応しており、GMOあおぞらネット銀行の”つかいわけ口座”に似たサービス。 - レコード
家計簿アプリのような機能。口座やクレジットカードなどと連携し、みんなの銀行アプリ上で入出金を把握できるサービス。 - カバー
無利子で上限5万円を限度に、お金を借りられる機能。ATM出金や他行振込の際に口座残高が不足していると、預金残高がマイナス表示され、自動的にお金を補填してくれる。口座に入金することで返済される。
また、この銀行は月額課金制のプレミアムサービスと呼ばれるものがあり、それに入会しているかで受けられるサービスが変わってきます。
サービス内容 | 通常 | プレミアムサービス |
---|---|---|
サービス利用料 | 0円 | 600円/月 |
普通預金金利 | 0.01% | 0.01% |
ATM出金手数料無料回数 | 0 | 15 |
他行振込手数料無料回数 | 0 | 10 |
デビットカードキャッシュバック率 | 0.2% | 1% |
レコード連携先データ一括更新 | × | ○ |
カバー機能の利用 | × | ○ |
ご覧のとおり、月々600円の費用をかけて得られるサービスとしては、正直微妙です。
ATM入出金や他行振込、デビットカードのキャッシュバック率優遇に至っては、住信SBIネット銀行ならほぼ同水準のサービスを無料で受けられます。
それでは、なぜこの銀行をおすすめするかと言うと、裏技を使えるからです。
みんなの銀行を活用した裏技

このプレミアムサービスですが、現在新規口座開設者限定で1年間無料トライアル期間を実施中です。(プレミアムサービスを即解約しても1年間無料になります。)
このため、無条件で他行振込手数料を10回無料にできるようになります。
さらに、先述のカバー機能を使えば、預金残高が無くても他行振込が可能です。
つまり、カバー機能で振込資金を生み出し、定額自動振込サービスによって、無料で10回分楽天銀行に振込む裏技を使えます。
なお、当然ですが、カバー機能による残高のマイナスに対しては返済が必要です。
今回の用途でカバー機能を使用する場合は、楽天銀行の自動振込機能「毎月おまかせ振込予約」を使って、月に1回自動で資金を戻しておくのがオススメです。
どちらの銀行を選ぶべきか
2種類の銀行を紹介しましたが、ハッピープログラムの攻略という観点で比較してみます。
大きなメリットとデメリットは次のとおりです、
住信SBIネット銀行 | みんなの銀行 | |
---|---|---|
メリット | 銀行としてのスペックが優秀 | ・1年間は無条件で振込手数料を10回無料化できる ・カバー機能により残高が0円でも振込める |
デメリット | スマプロランクを上げる手間が必要 | 無料期間が終わると、これといった強みが無い |
これを踏まえると、ハッピープログラム攻略以外にも別の用途で銀行を使いたいか、が判断ポイントとなります。
個人的には、住信SBIネット銀行はその多彩さ故に他用途での利用も多いです。
そのため、無料の他行振込回数の全てをハッピープログラム攻略に回すのは難しいのではないか、という印象があります。
そういう意味では、ハッピープログラム攻略に特化する形でみんなの銀行を利用するのもアリです。
まとめ
この記事では、楽天銀行のハッピープログラムを取引件数で攻略する方法を紹介していきました。
結論としては、
“住信SBIネット銀行”や”みんなの銀行”を使い、定額自動振込サービスを活かし、楽天銀行に自動振込を行う
という方法がおすすめです。
プレミアムの条件である取引件数10回をちょうどクリアできますし、VIPを目指すための取引件数を一気に稼ぐことも可能です。
しかも、最初に一度設定しておけば、後はほったらかしでよい点もメリットです。
お得な開設方法

この記事の最後に今回紹介した各銀行のお得な開設方法を紹介します。
みんなの銀行
みんなの銀行はスマホでアプリから開設することになります。
もちろん、普通に開設しても問題ないですが、既に口座を持っている人から紹介してもらうと、開設翌日に1,500円がもらえるのでおすすめです。
もし、周りにみんなの銀行の口座を持っている人がいない場合は、当方が口座所持者ですので、以下の情報を活用ください。
口座開設の流れ
- 公式サイトからみんなの銀行アプリをダウンロード
- 口座開設手続きを実施
- 手続の最後に紹介コード入力欄が出てくるので「avHPHjem」を入力
- 開設完了翌日に口座に直接1,500円が振り込まれる
※金額は変更になる可能性があり、詳細や適用条件は口座開設時の注意事項をご覧ください
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行のお得な開設方法は、SBI証券の口座開設を申込み、その際同時に住信SBIネット銀行を開設するという方法です。
SBI証券は、住信SBIネット銀行と紐づいたSBIハイブリッド預金の開設に必須ですし、証券会社としてもトップクラスに優秀なため、とりあえず開設しておく程度のスタンスでも損はないです。
ポイントサイトの活用
SBI証券の開設は、ポイントサイトを介して行うのがオススメです。
日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、数千円相当のポイントをもらえることが多いです。
達成難易度としても複雑な条件が不要で非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。
詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

各種ポイントサイトに登録したい場合は、以下のリンクをご活用ください。
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