説明不要なほど有名なカードが楽天カードです。
クレジットカード単体として優秀なことはもちろん、楽天経済圏で過ごすなら必須の”会員証”となります。
この記事では、楽天経済圏の基本を抑えたい人に向けて、楽天カードの特徴とそれに紐づく楽天経済圏のでの還元率の上げ方を紹介していきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- 楽天カードの特徴とおすすめポイント
- SPUの還元率の上げ方
- 楽天カードに向いている人
楽天サービスを利用している人はぜひ参考にしてください。
この記事の結論
楽天カードは、楽天市場の利用者なら必須のクレジットカードです。
また、楽天市場で買い物をしない人でも、楽天証券を利用している人も発行しておいて損はないカードです。
ポイントもほぼ現金として使えるため、初めてクレジットカードを手に入れたい人にも文句なしにオススメできます。
基本情報
このカードの国際ブランドはVISA、MasterCard、JCB、AMEXから選択できます。
幅広くブランドを選択できるため、自分の欲しいブランドを発行できる点はメリットです。
もし、迷うようであれば、海外も含め決済できる場所が幅広い、VISAかMasterCardを発行すればよいでしょう。
その他の基本情報は以下のとおりです。
- 発行元:楽天カード
- 国際ブランド:VISA/MasterCard/JCB/AMEX
- 基本還元率:1%
- 年会費:無料
- 締め日:月末締め(楽天市場での利用は25日締め)
- 支払日:翌月27日払い(楽天市場で26日~月末までに利用した分は翌々月27日払い)
- 付帯機能:楽天ポイントカード、電子マネー楽天Edy
還元率

月間の決済額の合計に対し、100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まり、還元率は1%です。
楽天ポイントは4大共通ポイントの1つであり、特にポイントの消化方法が豊富なのがメリットです。
具体的なオススメの使い方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

ブースト方法
ポイントをさらに貯めやすくする方法としては、シンプルに楽天市場での利用です。
このカードの最大の魅力はここに集約されます。
楽天市場で決済

楽天が提供しているカードですので、当然ですが、楽天市場での利用が最も適しています。
ただ、厳密には、楽天カード単体ではそこまで還元率が上がりません。
還元率を上げるためには、SPU(スーパーポイントアッププログラム)と呼ばれる楽天市場での還元率がアップする制度や、お得なキャンペーンを駆使していくことがカギとなります。
SPUとキャンペーンを組み合わせるだけで、簡単に10%以上のポイント還元を受けられます。
爆発力のある還元率がこのカード最大の魅力です。(SPUとキャンペーンの攻略法は後述)
街での利用分がポイント2倍
楽天市場で2万円以上楽天カードを利用した人は、実店舗などでのカード決済の還元率が1%上乗せされて、基本還元率2%になるキャンペーンを開催しています。
上乗せ分の獲得上限は月1000ポイントなので、10万円までの決済が対象となります。
基本的には1ヶ月間だけのキャンペーンですが、最近は毎月開催しています。
楽天市場で毎月まとまった金額の買い物を行う人であれば、絶対利用したいキャンペーンです。
なお、このキャンペーンはエントリーが必要です。
プログラムの詳細な条件の確認と合わせて、公式サイトよりエントリーしてください。
【楽天市場攻略】SPUとお得なキャンペーン

ここでは、楽天カードを利用するなら抑えておきたいSPUの仕組みやクリアしやすい条件、ぜひ活用したい他のキャンペーンを紹介していきます。
SPU攻略法
SPUはエントリー不要で自動で適用されます。
楽天市場で買い物をする場合、楽天会員になってるとデフォルトで1%の還元が受けれられます。
そこに、このSPUの条件をクリアしながら還元率を上乗せしていくことになります。
還元上乗せ対象とその条件は以下のとおりです。(税抜金額に対しての付与率である点には注意が必要です。)
対象サービス | 追加還元率 | 達成条件 |
---|---|---|
楽天モバイル | 1〜3 | ①②のうち倍率の高い方を適用 ①Rakuten UN-LIMIT Ⅶ契約 ・ダイヤモンド会員→3倍 ・ダイヤモンド会員以外→2倍 ②スーパーホーダイ・組み合わせプラン契約 →1倍 |
楽天モバイルキャリア決済 | 0.5 | 月2,000円以上の支払い |
楽天ひかり | 1 | サービス契約 |
楽天カード | 2 | 楽天カード(種類問わず)を利用して楽天市場で決済 |
楽天プレミアムカード | 2 | 楽天プレミアムカードを利用して楽天市場で決済 |
楽天銀行+楽天カード | 0.5〜1 | ①楽天銀行の口座から楽天カード利用額を引き落とし→0.5倍 ②①を達成し、購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取る→0.5倍 |
楽天証券 投資信託 | 0.5 | 当月合計30,000円以上のポイント投資で投資信託購入 |
楽天証券 米国株式 | 0.5 | 当月合計30,000円以上のポイント投資での米国株式(円貨決済) ※米株積立と買付手数料無料海外ETFは対象外 |
楽天ウォレット | 0.5 | 暗号資産現物取引で月に合計30,000円購入(ポイント交換含む) |
楽天トラベル | 1 | 月1回5000円以上を予約し、対象期間中に利用 |
楽天市場アプリ | 0.5 | 楽天市場アプリで購入 |
楽天ブックス | 0.5 | 月1回1,000円以上の購入 |
楽天Kobo | 0.5 | 月1回1,000円以上の電子書籍の購入 |
楽天Pasha | 0.5 | トクダネで300ポイント以上獲得し、「きょうのレシートキャンペーン」にて審査通過レシート10枚以上達成 |
Rakuten Fashionアプリ | 0.5 | Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回以上購入 |
楽天ビューティー | 0.5 | 月1回3,000円以上の利用 |
各条件ごとにポイント付与日や1ヶ月当たりの獲得上限が異なるので、詳細な一覧は公式サイトをご覧ください。
この中でも、ほぼ元手ゼロでお手軽に達成できるのは以下です。
- 楽天カードを利用して楽天市場でお買い物:+2%
- 楽天銀行の口座から楽天カードご利用分を引き落とし:+0.5%
- 楽天市場アプリで買い物:+0.5%
これだけで、楽天市場での買い物が4%還元となります。
他にも自身の生活スタイルに合わせて達成しやすいものをクリアすれば6~7%は狙えるでしょう。
活用したい楽天市場キャンペーン
楽天市場専用のキャンペーンを活用することでも還元率が上がります。
特に活用していきたいのが「5と0のつく日」と「お買い物マラソン」です。
- 5と0のつく日:
毎月5と0がつく日(5、10、15、20、25、30)に楽天カードで楽天市場の買い物をすると、ポイント倍率が追加で2%上がる。 - お買い物マラソン:
毎月2回ほど実施される、複数のお店で買い物(1店舗あたり1000円以上)をすることで還元率が追加で最大9%上がる。
このキャンペーンとSPUを組み合わせるだけで、楽天市場での買い物還元率をラクに15%程度にできます。
さらに、お得なキャンペーンや楽天市場内の特定店舗で”楽天ポイントX倍”といった還元、その他各種割引クーポンの配布も行われています。
達成しやすいキャンペーンに絞って活用するのがオススメです。
使いやすいサービス

楽天カードの強力な点は、前述の楽天市場での還元率のブーストです。
それ以外にも以下のメリットがあります。
投資信託の購入をカード決済できる
楽天証券で投資信託を購入する際、楽天カードによる決済が選べます。
投資信託の購入金額に対しても楽天カードによるポイント還元が受けられます。
なお、この購入に関しては上限5万円(500pt)までという制約があります。
楽天証券で毎月投資信託を積立投資をしている人にとっては、1%の利益が約束されている状態とも言え、とてもお得です。
しかし、2022年9月買付分から優良なファンド購入時の付与率が0.2%に悪化します。
代行手数料(信託報酬のうち楽天証券の取り分)が年率0.4%を超えるファンドの場合これまで1%付与を維持できますが、優良なファンドが信託報酬0.2%を切るような中、長期投資に向いた商品の購入には適さなくなりました。
ただし、クレジットカードで積立てた投資信託を即売りしてポイント稼ぎする場合、これを逆手に取った手法があります。
楽天カードの積立でポイント付与率が0.2%となるのは、代行手数料(楽天証券の取り分)が年率0.4%未満のものです。
つまり、代行手数料が0.4%以上の投資信託を購入&即売りする方針に切り替えれば今までどおり1%還元となります。
では、具体的にどんな銘柄を狙うのが得策かについては、以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
海外旅行保険が付帯
楽天カードには利用付帯の海外旅行保険が付きます。
保険の種類 | 最大保障額 |
---|---|
死亡後遺障害 | 2000万円 |
傷害治療 | 200万円 |
疾病治療 | 200万円 |
救援者費用 | 200万円 |
賠償責任 | 2000万円 |
携行品損害 | 20万円 |
傷害治療費用で最大200万円、疾病治療費用で最大200万円と、年会費無料のカードとしては優れています。
この保障内容単体では心許ないですが、海外旅行保険ではカードごとの保障金額を合算できます。
その他同様の、年会費無料の保険付きカードと組み合わせることで、十分にカバーすることもできます。
2枚持ちが可能
楽天カードは1枚目に発行したカードと別国際ブランドでの2枚目のカード発行が可能です。
国際ブランドごとに受けられる優待が少し変わるので、2枚目のカードで利用したい優待そ狙って発行するのもいいでしょう。
カードの利用残高は共有していますが、2枚で別々の引落銀行口座を設定することが可能です。
この特徴を活かして、夫婦別々に出費を管理する使い方もあります。
用途によっては、より、楽天カードが便利だった点と言えます。
楽天カードのデメリット

年会費が無料でメリットが豊富な楽天カードですが、デメリットも存在します。
それは、楽天カードで電気やガス代の支払いといった公共料金を支払うと、500円につき1ポイント(還元率0.2%)に落ちる点です。
基本的にメリットしかない楽天カードの唯一の欠点がこの特徴です。
還元率を追求する場合は、楽天カードでの公共料金の支払いは避けた方がよいです。
楽天カードに向いている人

このカードの利用が向いている人をまとめます。
カード自体のメリットが特化していますので、以下の状況に該当する人は発行を検討する余地があります。
普段の買い物を楽天市場で行っている
このカード最大の魅力はやはり、楽天市場での利用です。
楽天経済圏のスタートには欠かせないカードです。
条件は様々ありますが、上手く活用すればラクに10%以上の還元を受けられます。
先述のとおり、街中のお店で還元率が上がるキャンペーンもやっているので、普段の買い物を楽天市場に集約できる人ほど威力を発揮します。
楽天証券を利用している
楽天市場でメインの買い物をしていない人でも、楽天証券を利用している人であれば発行すべきです。
先述のとおり、1%還元のポイントを無条件で受け取れる点が強力です。
値動きの小さい国内債券型のインデックスファンドを購入して即売却すれば、ほぼそのまま換金できるます。
投資を積極的に行わない人でも、この手法でカード決済によるポイントだけ獲得するという使い方もあります。
まとめ
この記事では、楽天カードについてサービスの詳細を紹介しました。
楽天市場の利用者なら必須、楽天証券の利用者もまず発行して損ののないクレジットカードです。
年会費無料で基本還元率1%、海外旅行保険付きと高スペックなため、楽天ポイントを貯めるならメインカードになります。
ポイントも貯めやすく、ほぼ現金として使えるため、初めてクレジットカードでどれを発行するか迷うならこのカードがオススメです。
ただし、公共料金の支払いでは還元率が一気に落ちるので、お得さを求めるのであれば、別のカードと組み合わせるのがよいでしょう。
楽天カードの詳細を知りたい人は、以下のリンクからご確認ください。(発行申込もできます。)
お得な発行方法

楽天カードの発行に少々手間をかけてもいいのでよりお得に発行したい人には、ポイントサイトを経由する方法がオススメです。
ポイントサイトの活用
日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、5,000円前後分のポイントをもらえることが多いです。
また、たまにキャンペーンで10,000円相当にまでポイントが高騰することもあります。そのタイミングを狙って取り組むのもアリです。
カードの発行だけで獲得できることが多く、非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。
詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

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