プリペイドカードはクレジットカードと比べると知名度が落ちますが、魅力的なサービスが多い決済手段です。
そんな、プリペイドカードの特徴や意外と知られていないメリットは以下の記事で詳細に解説しました。
この記事では、初めてカードを使って決済する人も想定し、最も万能オススメできるプリペイドカードを1つ選びました。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- キャッシュレス初心者にもオススメできる万能型プリペイドカード
- プリペイドカードの特徴とメリット
- 利用してはいけないサービスとその内容
どのカードも実際に筆者が利用した経験に基づき紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
Kyash

これから何かカードを発行して使ってみよう、という人におすすめなのがKyashというVISAブランドのプリペイドカードです。
Kyashをおすすめするポイントを挙げると以下のとおりです。
- 入金方法が多彩
- 還元率が高い
- 予算管理しやすい
- 支払える範囲が広い
- セキュリティ面も安心
入金方法が多彩
Kyashは銀行、コンビニATM、クレジットカード(VISA/MasterCard/JCB/AMEX)、ポイントサイトからの交換と様々な方法で残高に入金できます。
特に初心者が利用するのにおすすめの入金方法は銀行からの口座振替です。
三大メガバンクを始め、りそな銀行、ゆうちょ銀行はもちろん、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、PayPay銀行といったネット銀行にも対応しています。
また、その他一部の地方銀行も対象ですし、チャージに対応していない銀行でも、Kyashへの入金専用口座へ振込むことでチャージ可能です。
さらに便利な点として、2022年1月11日より自動入金設定にも対応しました。
「残高に応じて入金」と「指定日に入金」び2種類があり、アプリ内で自由に設定できます。
残高に応じて入金 | 指定日に入金 | |
---|---|---|
特徴 | 指定した残高(3,000円~50,000円)を下回った時に入金 | 1日~31日から設定し毎月入金 (該当する日がない場合は末日) |
最低入金額 | 3,000円 | 10,000円 |
設定単位 | 10,000円までは1,000円単位 10,000円以降は10,000円単位 | 10,000円単位 |
上限入金額 | 100,000円 | 100,000円 |
なお、1日当たりの入金上限金額は300,000円までとなっています。
還元率が高い
Kyashには3種類のカードがありますが、本人確認をしたうえで発行できるKyash Cardの場合、100円につき1ポイント(Kyashバリュー)を獲得できます。
このKyashバリューは、そのままKyashへの残高として1ポイント=1円でチャージできるので、還元率は1%です。(1月当たり上限1,200ポイント)
プリペイドカードとしては還元率が高い方ですので、手軽にお得体験もできるのがこのカードのメリットです。
なお、クレジットカードに紐づけた決済の場合は、還元率は0.2%(1月当たり上限100ポイント)になります。
クレジットカードを普段から使っている人には、おまけ程度のポイントなので無理にこのカードを使う必要はないです。
予算管理がしやすい
Kyashは月々発生する支払いを自動で分類し、円グラフで表示してくれるため、何にいくら使ったかを把握しやすいです。

さらに、Kyashは月々決まった金額を自動的に残高へ入金する機能もあります。
普段の生活で使う金額を決めて毎月予めチャージするように設定し、月末に自分がどれくらい使ったかをアプリから確認する…、といった形で節約を習慣化できます。
キャッシュレスと自動化の組み合わせは、家計管理・改善の第一歩です。
それをこのカード1枚で実現できるのも魅力の1つです。
支払える範囲が広い
プリペイドカードの弱点に関しては以下の記事で述べていますが、その1つが「支払えない決済があること」です。
しかし、Kyashの場合、そういった支払いに次々に対応してくれています。
- 2021/5/28 ガソリンスタンドに対応
- 2021/7/6 サブスクリプションサービス(公共料金や保険料など)に対応
プリペイドカードとしての弱点が次々に改善されている点は期待が持てます。
また、Kyashは3Dセキュアに対応しています。
3Dセキュアとは、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うために、VISA、Mastercard、JCB、AMEXが推奨する本人認証サービスです。各ブランド毎に名称は異なりますが、総称して「3Dセキュア」と呼ばれています。
ZEUS Payment Service公式サイトより
ネットで決済する際、一部では3Dセキュアによる認証を求められるサービスもあります。
そういったサイトでも問題なく使用できる点はメリットです。
さらに、Kyash CardはQUICPayやVISAタッチ決済にも対応しており、電子マネーとしても活用範囲が広いです。
セキュリティ面も安心
Kyashは、アプリ上でカードのロックや決済上限額の設定、オンラインでの決済可否を設定できる点は安心できます。
実際の設定画面は以下のようになっています。

また、先述のとおり、3Dセキュアにも対応しているので、ネットショッピングに関して言えば、セキュリティ対策を2重にも3重にもできるので、安心して決済ができます。
さらに、Kyash Card自体も表面にはカード番号が記載されていないデザインのため、実店舗の利用でも盗み見などの被害を受けにくいと言えます。(裏面には記載されているので注意は必要です。)
Kyashの注意点・利用すべきでないサービス

これだけメリットが豊富なキャッシュですが、注意すべきサービスがあります。
イマすぐ入金
2021年7月13日から開始した、Kyashの残高が不足している時に、50,000円を上限にお金を借りれるサービスです。
一見便利そうなですが、このサービスを使用すると入金した翌月末までにその金額を返済する必要があります。
さらに、その返金には上乗せ手数料が発生します。手数料体系は以下のとおりです。
申し込み金額 | 手数料 |
---|---|
3,000~10,000円 | 500円 |
11,000~20,000円 | 800円 |
21,000~30,000円 | 1,150円 |
31,000~40,000円 | 1,500円 |
41,000~50,000円 | 1,800円 |
しかも、返金を延滞すると年率換算でで14.6%の遅滞損害金も支払わなければなりません。
金利上はカードローンを使った方がまだマシというレベルのサービスです。(カードローンも返済で手数料が発生するので、絶対利用すべきではありません。)
このサービスだけは使用しないよう注意しましょう。
Kyashのお得な発行方法
Kyash Cardの発行には手数料として900円かかります。
Kyash Cardは還元率が高い方とは言え、これを取り返すには9万円の決済が必要となり、なかなかハードルが高いです。
しかし、Kyashの所有者からの招待で発行し、銀行口座と連携して5,000円以上入金すると、特典として900ポイント獲得できるキャンペーンが行われています。
この特典で発行手数料を実質無料にできるのが魅力です。
周りにKyashを利用している人がいない場合は、当方が所有者ですので、こちらよりお申し込みください。
まとめ
この記事では、具体的に使いやすく万人にオススメできるプリペイドカードとして、Kyashを解説していきました。
Kyashをおすすめするポイントを挙げると以下のとおりです。
- Kyashのメリット
- 入金方法が多彩
- 還元率が高い
- 予算管理しやすい
- 支払える範囲が広い
- セキュリティ面も安心
- 注意!Kyashで利用してはいけないサービス
- イマすぐ入金
リアルカードであるKyash Card以外なら無料で始められるキャッシュレスサービスですので、とりあえずバーチャルカードを発行して使ってみるというスタンスでもよいと思います。
また、Kyash以外にも様々なプリペイドカードがあります。
そんなプリペイドカードを使った更なる応用術を以下の記事で紹介しています。気になった方はぜひ参考にしてみてください。
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