【錬金術】共通ポイントの出口戦略を解説!

ポイント

ポイントの中でも貯めやすく、使い道も広いのが四大共通ポイント(Tポイント/楽天ポイント/dポイント/Pontaポイント)です。

特に、現金と同等に使える手段や、1ポイント1円以上の価値で使える方法が豊富なのがうれしいところです。

今回は共通ポイントのお得な使い方を知りたい人に向けて、現金と同等以上に使える”出口戦略“を紹介していきます。

この記事を読むとこんなことがわかります。

  • 共通ポイントのオススメの使い方
  • 共通ポイントの価値を上げる方法
  • ポイントを現金にする方法

貯めたポイントは、価値を増幅させて一気に現金化するのがポイ活の真髄です。

ぜひ、ポイントを使いこなすための参考にしてください。

共通ポイントの特徴

共通ポイントはその名のとおり、色々な店舗やサービスで使うことができるポイントです。

  • Tポイントの提携店・サービスはこちら
  • 楽天ポイントの提携店・サービスはこちら
  • dポイントの提携店・サービスはこちら
  • Pontaポイントの提携店・サービスはこちら

また、ポイントを貯めやすさの観点でも優秀です。

上記店舗でのポイントカード提示やクレジットカード利用で貯めることができるのはもちろん、他社ポイントを交換させた際の終着地点となりやすいという特徴があります。

このため、共通ポイントは他社ポイントから集約させて一気に貯められるポイントなのです。

ポイント交換の詳細については以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

共通ポイントの有効期限

共通ポイントは通常ポイントと期間限定ポイントに大別できます。

ポイントごとに有効期限に違いがあり、一覧にまとめると以下のとおりです。

Tポイント楽天ポイントdポイントPontaポイント
通常ポイント最終利用日から1年間最終利用日から1年間48ヵ月最終利用日から1年間
期間限定ポイント数ヵ月程度1ヵ月半程度1ヵ月~数ヵ月程度1ヵ月~数ヵ月程度

通常ポイント

「ポイントを貯める」と言った場合、基本的に通常ポイントをベースに貯めていくことになります。

有効期限に関してはTポイント、楽天ポイント、Pontaポイントが優れており、貯める/使うたびに期限が延長される実質無期限のポイントとして使えるメリットがあります。

一方、dポイントの通常ポイントは無期限にすることはできません。ただ、有効期限自体が4年と長いので失効リスクは低いです。

期間限定ポイント

特定のサービスやキャンペーンの特典として付与されるポイントで、通常ポイントと比較して用途が限られる制約があります。

その名のとおり、有効期限が短いポイントなので積極的に消化していきたいポイントになります。

その中でも特徴的なのは楽天の期間限定ポイントで、有効期限が他のポイントと比べて極端に短くなっています。

楽天経済圏はその性質上、期間限定ポイントも大量に貯まるので、楽天ポイントは期間限定ポイントを貯める&使うペースをコントロールすることが特に重要です。

現金化可能!お得な共通ポイントの使い方

当ブログでオススメする1ポイント1円以上の価値で使用できる方法を一覧にまとめると以下のとおりです。

オススメの使用方法Tポイント楽天ポイントdポイントPontaポイント
クレジットカード
利用金額に充当
楽天カード
(最大上限50万/月)
dカード(iD支払のみ)
(上限4万円/月)
au PAYカード
(上限2万円/月)
キャッシュレス決済Tマネーにチャージ&利用
(Tポイント0.2%還元)
楽天Payで利用
(楽天ポイント1%還元)
d払いで利用au PAYにチャージ&利用
(Pontaポイント0.5%還元)
ECサイトで利用Yahoo!ショッピングdショッピング
(dショッピングデーで20%還元)
au PAYマーケット
(100,000pt/月まで1.1倍)
ふるさと納税Yahoo!ふるさと納税
ふるなび
 etc
楽天ふるさと納税ふるさとチョイス
(d払い決済)
au PAYふるさと納税
(100,000pt/月まで1.1倍)
現金化・資産化SBI証券楽天証券日興フロッギーauカブコム証券
auじぶん銀行
その他ウェルシアでの利用
(毎月20日に1.5倍)
公共料金支払いに充当

太字:期間限定ポイントも使用できる使い方  赤字:1ポイントの価値が増幅される使い方)

Pontaポイントの期間限定ポイントはリクルート系サービス(じゃらん、ホットペッパーなど)で獲得できます。ただし、そのサービス内でしか使えないうえ、KDDIと提携してからは通常ポイントの方がよく貯まるので、あまり気にしなくてよいです。

クレジットカード利用金額に充当

各ポイントを貯めている人であれば、共通ポイント系列のクレジットカードを持っている人も多いともいます。

その各カードの月々の支払請求額にポイントを充当する方法です。

利用できるポイントに一月当たりの上限がありますが、充当した分だけカード請求額が減額されるので実質的な現金化になります。

楽天ポイントの楽天カードへの月間充当上限は、他の楽天系列サービスでの利用可能ポイント数も含めた1ヵ月当たりの総額になります。
また、楽天会員のランク(ダイヤモンド会員かそれ以外か)によっても上限が変動するので詳細な条件は公式ページをご確認ください。

キャッシュレス決済

系列のキャッシュレス決済に利用できます。

普通にポイントカードを提示してポイントで支払うよりも、ポイント還元を受けられる分こちらの使い方がオススメです。

特に楽天Payは期間限定ポイントも使用して1%還元を受けられるので、期間限定ポイントの最も有効な消化先です。

一方、d払いの場合、ポイントで支払った分にはdポイントの還元がつかないので、他の共通ポイントと比較すると優先度が落ちます。

ECサイトでの利用

ここでは楽天市場はオススメしません。楽天市場でポイントを使用して決済すると楽天カードで決済した時よりも還元率が落ちるからです。

楽天ポイントは楽天市場で楽天カードを使った買い物で大量に貯める仕組みなので、ポイントの使用先として考えない方がいいです。

一方、ECサイトでポイントを使うのが特に有効なのが、dポイント(dショッピング)とPontaポイント(au PAYマーケット)です。

どちらもAmazonや楽天市場と比較するとECサイト自体の品揃えでは劣ります。

しかし、ポイント価値増量の観点では圧倒的メリットがあるので、どこのサイトでも大差のない商品(日用品や飲み物など)をまとめ買いするために活用するのも有効です。

dショッピング

dショッピングはドコモ系のECサイトです。

dショッピングでは、毎月10日、20日、30日を中心に不定期にdショッピングデーというキャンペーンが開催されています。

このキャンペーンでは、(期間限定ポイントを含む)dポイントで支払った買い物にも20%還元のポイントが付与されるので、dポイントの価値を増量させて使用することができます。

dポイントの価値を増幅できる数少ない使用方法なので、dポイントユーザーなら積極的に活用したい方法です。

au PAYマーケット

au PAYマーケットはKDDI系のECサイトです。

Poantaポイントは「お得なポイント交換所」という場所で、このECサイト限定の「au PAY マーケット限定ポイント」に変換させることができます。

基本的には月100,000ポイントを上限に1.1倍のレートで交換できます。(100,000pt→110,000pt)

これに加え、auスマートパスプレミアム会員の場合、月3,000ポイントを上限に1.5倍のレートで交換できます。(3,000pt→4,500pt)

auスマートパスプレミアム会員は月額548円が発生する代わりに、au PAYでのお得なクーポンを入手できたり、au PAYマーケットで購入した商品の送料が無料になるといった優遇を受けられるサービスです。

au系サービスのヘビーユーザーでないと月額分以上の特典を使いこなせないので、ポイント増量目的に加入するメリットはありません。

なお、au PAY マーケットお買い物限定ポイントの有効期限はポイント交換日から30日後と非常に短いので注意が必要です。

ポイント有効期限の短さがネックですが、Pontaポイントユーザーなら絶対に利用したい使い方です。

ふるさと納税

ふるさと納税に使った金額は、2,000円の手数料が引かれたうえで翌年に控除が受けられます。

つまり、ふるさと納税の原資にポイントを使えば控除という形で現金化することが可能です。

また、寄付に応じた返礼品がもらえるので、実質2,000円で各種返礼品を買えるお得な制度です。

楽天ポイントとdポイントに関しては期間限定ポイントも利用できるので、特に買いたいものはないけど大量のポイントがある場合の消費先としてオススメしたい使い方になります。

dポイントで直接ふるさと納税を行えるサイトはありません。ただし、ふるさとチョイスの場合決済方法にd払いを選択でき、d払いはdポイントを支払い元に紐付けられるので、実質的にdポイントでふるさと納税を行える仕組みになっています。

また、ポイントを使ったふるさと納税でぜひ活用したいのがPontaポイントです。

先述のau PAYマーケットでのポイント増量が適用されるので、Pontaポイントを1.1倍の価値にして納税できるのです。

現金化・資産化

共通ポイントは系列の証券会社で株式や投資信託を買えます。

そのまま資産形成の一角することもできますし、購入後即売却すれば現金として口座に振り込まれるので、共通ポイントを現金化することもできます。

SBI証券/楽天証券/auカブコム証券

Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイントの通常ポイントは各証券会社で投資信託を購入できます。

ポイントで株式を購入できる証券会社もありますが、投資信託の方が100円から自由に金額指定で購入できるので扱いやすいです。

投資を行う前提であれば何を買っても問題ないですが、即売却して現金化することが目的ならば、価格の値動きが緩やかで為替リスクを排除できる国内債券に連動する商品がオススメです。

具体的な銘柄としては、「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」を活用するとよいです。

日興フロッギー

dポイントの場合、投資信託を購入することができません。

SMBC日興証券が提供する日興フロッギーというサービスでdポイントで株式を購入できるので、代わりにこちらを活用することになります。

日興フロッギーは100円から自由に金額指定して株式購入できるので、先述の投資信託と同じ感覚で購入できます。

また、他の共通ポイントと異なり期間限定ポイントも使用できる点はdポイントの方が優秀です。

日興フロッギーの活用方法や注意点は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

auじぶん銀行

Pontaポイントの場合、auカブコム証券で投資信託を購入する以外にもauじぶん銀行を使うことで現金化ができます。

それがau PAY残高からauじぶん銀行口座へ自動で払い出すオートスイープ機能「自動払出」です。

このサービスは、Pontaポイントでチャージしたau PAY残高も払出の対象となるのです。

つまり、Pontaポイントをau PAYにチャージし、auじぶん銀行から自動払出しすればノーリスクで現金にできるという仕組みです。

単純に現金化したいなら、auカブコム証券よりオススメの方法となります。

その他

ウェルシアでの利用

Tポイントのお得な使い方で有名なのが、ドラッグストアのウェルシアで開催されるキャンペーン時の利用です。

ウェルシアでは毎月20日にTポイントで支払って買い物をすると、支払うTポイントの1.5倍の商品を買えるキャンペーンです。

上限も特にないので、Tポイントユーザーなら毎月20日にウェルシアで日用品や食べ物、化粧品などをまとめ買いする方法が鉄板の使い方になります。

自宅の周辺にウェルシアがある人は絶対に利用したい方法です。

公共料金支払いに充当

楽天ポイントは楽天モバイル、楽天でんきといった楽天系列の公共料金の月々の支払いに使うことができます。

もちろん、楽天モバイルや楽天でんきが競合サービスと比較して使う価値があるのか検討する必要があります。

ただ、期間限定ポイントも使用できるので、楽天ポイントを毎月まとまった単位で消化する方法としてオススメです。

楽天経済圏を活用している人なら、固定費節約手段として活用したい方法です。

まとめ

この記事では、Tポイント/楽天ポイント/dポイント/Pontaポイントのオススメの使い方として、1ポイント1円以上の価値で使用する出口戦略を紹介しました。

当ブログでオススメの方法を一覧にまとめると以下のとおりです。

オススメの使用方法Tポイント楽天ポイントdポイントPontaポイント
クレジットカード
利用金額に充当
楽天カード
(最大上限50万/月)
dカード(iD支払のみ)
(上限4万円/月)
au PAYカード
(上限2万円/月)
キャッシュレス決済Tマネーにチャージ&利用
(Tポイント0.2%還元)
楽天Payで利用
(楽天ポイント1%還元)
d払いで利用au PAYにチャージ&利用
(Pontaポイント0.5%還元)
ECサイトで利用Yahoo!ショッピングdショッピング
(dショッピングデーで20%還元)
au PAYマーケット
(100,000pt/月まで1.1倍)
ふるさと納税Yahoo!ふるさと納税
ふるなび
 etc
楽天ふるさと納税ふるさとチョイス
(d払い決済)
au PAYふるさと納税
(100,000pt/月まで1.1倍)
現金化・資産化SBI証券楽天証券日興フロッギーauカブコム証券
auじぶん銀行
その他ウェルシアでの利用
(毎月20日に1.5倍)
公共料金支払いに充当

太字:期間限定ポイントも使用できる使い方  赤字:1ポイントの価値が増幅される使い方)

特に赤字の使い方はポイント価値を増幅して使用できるので、条件を満たせる人であれば積極的に活用していくことをオススメします。

ポイントは現金と違い、価値を大幅に増幅させられるのが最大の魅力です。

そうして増やしたポイントで各種支払いを行ったり、場合によっては現金そのものに変換して徹底的使いこなしていきましょう。

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