ポイントサイトやクレジットカードのポイントは他社のポイントと等価交換できるものがあります。
それを知っておくことで、特定のキャンペーンで大量のポイントを獲得できるチャンスが生まれます。
今回はポイントのお得さを追求したい人に向けて、ポイントを使い倒すために知っておきたい「交換ルート」を紹介します。
そして、その「交換ルート」を踏まえて、貯めるべきポイントに関する考え方を解説していきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- 最新のポイント等価交換ルート
- ポイント交換を駆使する人がメインで貯めるべきポイント
- ポイントを効率よく貯めるための戦術
この手法は、実際に筆者も利用している方法であり、知らないと数万円単位で損するレベルです。
ポイントに関するディープな世界を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
ポイントサイトやクレジットカードのポイントのうち等価交換できるポイントをつなげていくと、一定のルートがあることがわかります。
そして、そんな交換ルートを重視してポイントを貯める場合、TポイントかJRキューポに集中するのがよいです。
そして、貯めておいたポイントをキャンペーンに合わせて一気に交換するための準備をしておくことで、数万円単位でポイントを稼げるようになります。
当然、この方法はでは、交換ルートの把握や交換用に複数のクレジットカード所有が必要といった手間がかかります。
ただ、無駄なお金をかけずに実現可能なので、お得さを追求したい人には手間に見合う分のリターンを得られる手法としてオススメです。
ポイント交換ルートを知っておくメリット

そもそも、なぜポイント交換ルートが重要なのでしょうか?
普通の感覚の人からすれば、「交換なんかしないで、始めから狙っているポイントを貯めればいいじゃない。」と言われると思います。
しかし、このような細かい情報を知ることの最大のメリットは、 普段貯めたあらゆるポイントを1ヵ所に統合できることです。
そして、ポイントの強みの1つは現金と異なり価値を一気に増幅できる点です。
例えば、直近では以下のキャンペーンありました。
- dポイント増量キャンペーン:2020/11/6~2021/1/6
あらゆるポイントからdポイントへ交換すると15%増量 - Vポイントアプリ増量キャンペーン:2021/2/1~2021/3/31
Vポイントをバーチャルプリペイドカードアプリ「Vポイント」にチャージすると20%増量してチャージ
これらのキャンペーンはいずれも交換ポイント数に上限が無かったため、交換すればするだけお得になる強力なキャンペーンでした。
しかし、こういったキャンペーンは突然開催されたり、アナウンスなく終了するといったことがよく起きます。
つまり、このようなキャンペーンの情報を入手したら、期限内に多くのポイントを集めて取り組む必要があります。
特にポイントサイトやクレジットカードを活用している人はポイントがあちこちに貯まりがちです。
そんな時、ポイント交換ルートを知っておくことで、あちこちに貯めたポイントを統合し一気に交換させて増幅できるようになります。
面倒かもしれませんが、ノーリスクで数万~十万単位でポイントを稼ぐげる錬金術となります。
ポイントをお得に活用したい人はぜひ抑えておきたい情報なのです。
ポイント交換ルートの解説

早速、この記事のメインである、最新版のポイント交換ルートを紹介します。
当ブログで紹介しているポイントを中心に交換日数、注意事項をまとめた図が以下になります。
ここでは手数料が発生せず、交換レートが落ちない、いわゆる「等価交換ルート」に絞って記載しています。
なお、厳密には等価交換できる交換ルートはもっと存在します(特にポイントサイト)が、ここでは図のわかりやすさを重視するため省略しています。
共通ポイント
各交換ルートでの最終的な出口となりやすいのが共通ポイントです。
ただし、楽天ポイントだけは等価交換できるルートが乏しいです。
楽天ポイントは、楽天市場で大量に獲得し、楽天経済圏の中で消費するポイントとして、内部に閉じるようにデザインされていると考えられます。
一方、最も交換先が豊富なのがdポイントです。
ポイントサイトからだけでなく、永久不滅ポイント・ときめきポイント・Vポイントといったクレジットカード系のポイントからも直接交換できます。
先述の2020年度の15%増量キャンペーンでは、ほとんどの交換元が増量の対象となっていたので、今年もまたキャンペーンがあれば積極的に狙っていくのがオススメです。
また、TポイントとPontaポイントに関しては、以下のキャンペーンを恒常的に開催中です。
- Tポイント → ウェル活
毎月20日にTポイントで支払って買い物をすると、支払うTポイントの1.5倍の商品を買える。 - Pontaポイント → au PAYマーケット
au PAY マーケットお買い物限定ポイントに変換することで、1.5倍のポイントを獲得できるキャンペーンを毎月開催。(1ヵ月あたり上限4,000pt→6,000pt)
ふるさと納税にも活用できる。
共通ポイントは他にも現金と同等に使える使い方が豊富です。
具体的なオススメの使い方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

ポイントサイト
ポイントサイトで貯まるポイントは交換先が豊富です。
先述の交換ルートの図では省略しましたが、他にも共通ポイントに関する等価交換先があります。
ポイントサイトごとに等価交換の可否をまとめると以下の一覧になります。(交換手数料が発生したり、交換レートが悪化する場合は△としています。)
ポイントサイト | 楽天ポイント | dポイント | Tポイント | Pontaポイント |
---|---|---|---|---|
モッピー | ○ | ○ | ○ | △ (月1回は手数料無料) |
ドットマネー | △ | ○ | ○ | ○ |
ライフメディア | × | ○ | × | ○ |
ハピタス | △ | ○ | × | × |
ワラウ | × | ○ | ○ | ○ |
ポイントインカム | × | △ | △ | ○ |
Gポイント | × | △ | △ | △ |
共通ポイントをすぐに入手したい場合は、この一覧にある等価交換先に直接交換するのもアリです。
なお、一番交換先に優れているのはモッピーですが、ポイントの集約のさせやすさではドットマネーに軍配が上がります。
また、モッピーからドットマネーにポイントを交換すると1%増量されるキャンペーンが毎月開催されていますので、楽天ポイント以外は、基本的にドットマネーを経由させてから各種ポイントに交換するのがよいです。
この記事で登場している各種ポイントサイトのおすすめ理由や考え方については、以下の記事でも解説していますので、合わせてご覧ください。
JQカード系(JRキューポ)
クレジットカードの中でも、特に各ポイントのハブ機能としての役割を果たすのが、JR九州が手掛けているJRキューポとそれが貯まるJQカードです。
JQカードを所有すると、JRキューポからTポイント・Pontaポイント・Gポイントへ交換可能になるので、交換ルートを開通させるために必須となります。
特にJRキューポはTポイントと相互交換できるため、使い勝手がいいポイントです。
さらに、以下の特定のJQカードの場合、提携しているポイントとも相互交換が可能となるので、優先的に発行するべきです。
JQ CARD エポス
エポスポイントとの相互交換に必要となるのが、JQ CARD エポスです。
このカードを所持していると、エポスポイントの交換ルートも利用できるため、Amazonギフト券との交換やカード利用額への充当といった使い方もできますし、docomo回線利用者の場合はdポイントとも等価交換できるようになります。
ポイントの利用先をさらに広げたい場合は、JQ CARD エポスを発行するとよいでしょう。
さらに、この記事の最後に解説しますが、このカードの上位カードであるJQ CARD エポスゴールドはメインカードとして活用できるので、非常にオススメできます。
JQ CARDセゾン
永久不滅ポイントとの相互交換に必要となるのが、JQ CARDセゾンです。
還元率は0.5%(200円につき1JRキューポ)となっており、他にはSUGOCAへのオートチャージサービスやJR九州関連の特典があるカードです。
正直、スペックが高いカードではないですが、初年度年会費無料で年間1回でも利用があれば翌年も年会費無料となるので、ポイント交換専用カードとして所持するのがオススメです。
ただし、注意点としては、永久不滅ポイントからJRキューポへの交換の期間がはっきりとしていないことです。
JQ CARDセゾンのカード裏面のコールセンターに電話することで手続可能となっており、この際1ヵ月程度かかると言われた人もいれば、4日程度で完了した人もいるようです。
永久不滅ポイント→JRキューポの交換に関しては、早めに移行手続きを行った方がよいでしょう。
セゾン/UCカード系(永久不滅ポイント)
先述のとおり、JQ CARDセゾンを所持していれば、JRキューポから永久不滅ポイントへの交換が可能となります。
ただし、永久不滅ポイントとして各種サービスを利用するにはセゾン系やUC系の純正クレジットカードが必要となります。
無条件で年会費無料のカードを所有したい場合は、MUJIカードや三井ショッピングパークカード《セゾン》などが候補となります。
イオンカード系(WAON POINT)
WAON POINTをJRキューポに交換する場合に必要となるのが、イオンSUGOCAカードです。
還元率は0.5%(200円につき1WAON POINT)であり、年会費無料で所有できるカードです。
電子マネーのSUGOCAと一体となっている他、イオンカード系列で受けられる以下の特典があります。
- イオングループ店舗の決済では還元率2倍
- 毎月10日「AEONCARD Wポイントデー」では還元率が2倍
- 毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は買い物代金が5%オフ
さらに、イオンカードの場合、複数のカードで貯めたそれぞれのポイントを合算して交換できます。
このため、普段他のイオンカードをメインで利用している人は、このカード1枚所持すれば、まとめてJRキューポに交換できるので便利です。
イオンSUGOCAカードを発行したい人は以下よりお申し込みください。
三井住友カード系(Vポイント)
Vポイントは2021年なってからポイント制度が大きく変わり、等価交換できる他社ポイントが無くなりました。
そのため、どちらかと言うと共通ポイントに近い性質のポイントに変貌しており、現金相当の使い方が充実しています。
その他Vポイントのオススメの使い方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
そんなVポイントが貯まるカードとしては、三井住友カード(NL)を発行しておくのがよいです。
基本還元率は0.5%と低めですが、SBI証券でクレジットカードでの投資信託買付でも0.5%分のポイントを獲得できる貴重なカードですので発行しておいて損はありません。
SBI証券を活用したVポイントの貯め方については以下の記事をご覧ください。
なお、三井住友カード(NL)を発行する場合は、ポイントサイトを経由して発行するのがオススメです。
カード発行するだけで数千ポイントを獲得できる案件があるからです。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。
詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

各種ポイントサイトに登録したい場合は、以下のリンクをご活用ください。
まとめ:貯めるべきポイント

以上、交換ルートや各種ポイントの特徴について紹介しました。
改めて等価交換ルートを掲載します。
各種交換ルートを重視してポイントを貯める場合、普段の生活で貯めるポイントはTポイントかJRキューポに集中させるのがよいでしょう。
次点で永久不滅ポイントが挙げられますが、先述のとおり永久不滅ポイント→JRキューポのルートが若干不明瞭な点を考慮すると、メインで貯めていくポイントとしてはやや頼りないです。
ポイントサイトで獲得したポイントについても、急ぎの交換先が無い場合は、Tポイントに変換して集約させておくとよいです。
そして、新たな増量キャンペーンが発表されたときに、貯めておいたポイントを一気に特定のポイントに交換して流す戦術です。
この戦術を採用するためのメインカードとして、発行しておきたいカードが以下になります。
Tカード Prime
Tポイントをメインで貯めたい場合は、このカードが最有力です。
年会費は実質無料で日曜日の決済が無条件で1.5%還元となるカードです。(通常時の決済は1%還元)
このカードの詳細は、以下の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
JQ CARD エポスゴールド
先述のJQ CARD エポスの上位カードであるこのカードは、年会費無料で持てるうえ、以下のメリットがあります。
- 還元率2.5%の高還元でJRキューポを貯められる。
- エポスポイントに交換した際にポイント有効期限が無期限となる。
JRキューポを高還元率で貯めていきたい人には、最強カードとして活躍します。
その他このカードの詳細は、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
ちなみに、JQ CARD エポスゴールドを発行するためには、JQ CARDエポスを発行してから年会費無料のインビテーションを受ける必要があります。
少々手間がかかりますが、お得にJQ CARDエポスを入手したい人は、エポスカードを発行してから切替えて入手するのがオススメです。
エポスカード経由での入手
私自身もこの方法で入手しました。
エポスカードは新規入会特典として、2,000ポイントのエポスポイントをもらえるキャンペーンを実施中です。
エポスカードを発行したい人は、以下のリンクよりお申し込みください。
ポイントサイトの活用
さらにお得にエポスカードを発行したい人には、ポイントサイトを経由する方法がオススメです。
日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、 5,000円程のポイントをもらえることが多いです。(高騰しているときは10,000近くいくこともあります。)
カードの発行と簡単な追加条件だけで獲得できることが多く、非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。
詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

各種ポイントサイトに登録したい場合は、以下のリンクをご活用ください。
コメント
ブログ読ませて頂きました。自分の知りたい情報が有ったので大変ありがたく思います。
現在マルイの発行する平エポスカードを使用してゴールド修行中なのですが、エポスポイントをPontaポイントに交換するのにauユーザーである必要があると最近知りましてがっかりしていたところです。そこでJQエポスカードに切り替えればPontaポイントの交換が非auユーザーでも出来るのでわ?と探しておりました。大変助かります。もうゴールド修行を止めてしまおうかと思っていた所でしたが、まだ続ける理由ができました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。お役に立てたようで光栄です。
探してみると裏口は見つかるもんですよね~
JQエポスカードはゴールドにできれば現行最強カードになるので、ぜひ修行がんばってくださいね!