PayPayは日本で最も有名なQRコード決済です。
対応している店舗の範囲が広く、街中の個人経営のお店でも「PayPayだけは使える…!」といった経験をした人も多いと思います。
ただし、PayPayは還元率が低い(上げにくい)という明確な弱点があります。
そんな決済範囲が広いのは嬉しいけど、還元率が低いことに不満なPayPayユーザーに向けて、この記事ではPayPayの還元率を上げる方法を紹介します。
「PayPayにクレジットカードを紐づけてポイントを獲得しましょう」といったありきたりな内容ではなく、お得さを追求できる方法を中心に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。。
この記事の結論
PayPayの還元率を上げるオススメの方法は以下のとおりです。
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
→ソフトバンク・ワイモバイル利用者なら検討の余地アリ - Kyash
→クレジットカードを使えない/使いたくない人にオススメ
1については、高還元率なクレジットカードを組み合わせることで、ポイントの多重取りが可能です。
具体的なクレジットカードも紹介していきますので、合わせて参考にしてください。
PayPayの還元率の仕組み

PayPayは決済で利用すると利用特典としてPayPay残高が得られます。
その還元率の仕組みについては公式サイトを参照すると以下のとおりです。
No. | 達成条件 | 追加還元率 |
---|---|---|
1 | 基本付与分 | 0.5% |
2 | 300円以上の支払いを30回以上かつ50,000円達成 | 0.5% |
3 | 以下を全て達成 ・300円以上の支払いを30回以上かつ50,000円達成 ・対象サービス(※)のうち月3種類以上利用 ・Yahoo!プレミアム会員登録 ・PayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携 | 0.5% |
最大1.5%還元を実現できますが、基本付与分以外は正直条件達成が厳しいです。
また、この特典を受けられる支払元はPayPay残高かYahoo!JAPANカードでの支払いのみという制限があります。
PayPay残高というのは銀行口座やATMからのチャージ、キャンペーン特典で付与されるPayPayボーナス等の総称を指します。
その他にも、VISAまたはMasterCardブランドのクレジットカードを紐づけた支払いもできますが、この場合はPayPay利用特典の対象外となるので注意が必要です。
このように、PayPay単体での還元制度は制約が多く、大きな還元を受けにくいというデメリットがあります。
対応していない場合、PayPay側の本人確認ができず、決済上限が30日間で5,000円と著しく使いにくくなります。
ただし、特定のサービスと組み合わせることによって還元率を底上げすることができます。
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い

ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いとは、デジタルコンテンツやショッピングの代金を月々の携帯料金にまとめて支払えるサービスです。
このソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いをPayPayで利用するメリットは、その利用可能枠(最大10万円/月)を先述のPayPay残高にチャージできる点です。
これにより、PayPayの利用特典のうち基本還元率の0.5%分の特典が受けられます。
そして、こうして利用したソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いは携帯料金として請求されます。
つまり、この携帯料金の引落しにクレジットカードを設定すれば、PayPay利用特典とクレジットカードのポイントで2重取りが可能となるのです。
例えば、このクレジットカードとして、還元率1.2%と素の高さが魅力的なリクルートカードを設定すれば、
リクルートカード(1.2%)→ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い→PayPay(0.5%)
となり、1.7%還元を実現できます。
他にも、SPGアメックスであれば、通常決済は還元率3%(使い方によって価値変動アリ)のため、同様の設定方法で3.5%還元にすることができます。
なお、SPGアメックスの詳細については以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
ただし、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを使用した方法は、PayPay利用特典の還元も受けられますが、その名のとおりソフトバンク・ワイモバイル利用者しか使えません。
それ以外の人の場合は、以下の方法がオススメです。
Kyash

Kyashというプリペイドカードを紐づけるのもオススメです。
3Dセキュアに対応していますし、リアルカードであるKyash Cardを利用すれば、最大1%の還元を受けられます。
また、クレジットカードを発行できない人/使いたくない人の場合、Kyashであれば銀行口座からも入金して使えるので使いやすいです。(銀行口座から入金した残高での決済なら1%還元も受けられます。)
Kyashのメリットや注意点、お得な発行方法は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
まとめ
この記事では、決済範囲は広いけど還元率がイマイチなPayPayの還元率底上げ方法を紹介しました。
改めてまとめると以下のとおりです。
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
→ソフトバンク・ワイモバイル利用者なら検討の余地アリ - Kyash
→クレジットカードを使えない/使いたくない人にオススメ
還元率を追求しやすく誰でも実現できる方法としては、2が最もオススメの手段です。
繰り返しになりますが、PayPayは普段の還元制度はイマイチです。
キャンペーンで大型のキャッシュバックを実施することもありますが、抽せん系だったり、期間限定かつ上限が設定されていたりと制約が多いです。
PayPay本体に頼るのではなく、優秀な他サービスと組み合わせることで、常にお得な体験ができるようになるので、ぜひ活用していってください。
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