プラチナデビットカード(旧ミライノ デビット PLATINUM)という住信SBIネット銀行が発行しているデビットカードがあります。
その名のとおりプラチナカードですが、格安の年会費で発行できる強力なデビットカードです。
この記事では、コスパにこだわってカードを使いたい人や、お得なデビットカードを探している人に向けて、プラチナデビットカードの特徴と便利なサービスを紹介していきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- プラチナデビットカードの特徴と手軽に年会費の元をとる使い方
- プラチナデビットカードの豊富な特典
- このカードに向いている人
このカードはデビットカードですが、並みのクレジットカードよりも優秀な点が多いので、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
プラチナデビットカード(旧ミライノ デビット PLATINUM)は特典が多彩なデビットカードです。
年会費は発生しますが、プラチナカードとして豊富な特典を格安で使えるコスパに優れたカードです。
メインカードとしてもサブカードとしても活躍できるスペックため、活用できる特典がある人はとりあえず発行しても損はないです。
プラチナデビットカードの基本情報!年会費の元を取る使い方

国際ブランド
このカードの国際ブランドはMasterCardのみです。
海外も含め、決済できる場所が幅広いため、普段使いには困らないブランドです。
後述しますが、海外利用に優れた特典を備えているため、海外で積極的に使っていけるブランドという点は嬉しいところです。
還元率
月間の利用金額の合計に対して1,000円につき、10ポイントのスマプロポイントが貯まります。
貯まったスマプロポイントは500ポイントから住信SBIネット銀行の口座に500円として入金可能ですので、還元率は1%となります。
デビットカードの還元率の多くは0.5%程度のものが多いため比較的高い還元率です。
ただし、特定の決済で還元率を上乗せできるような特典はないので、ポイントをたくさん貯める目的で持つカードではないです。
ちなみに、スマプロポイントはJALマイルにも交換することができますが、100ポイントが40マイルとなり交換レートが悪いため、まず使わなくてよいです。
年会費

年会費は11000円(税込)です。
無料化する方法はなく、カードを申込んだ月から住信SBIネット銀行の口座から引き落とされます。
ただ、プラチナカードと言えば年会費が5万円以上するようなカードも珍しくないので、それと比較すると安めではあります。
年会費の元を取る方法
プラチナデビットカードは特典が豊富なカードですが、その中でも年会費をわかりやすく取り戻せるサービスは
ダイニング by 招待日和
になります。
これは、「招待日和」によって選ばれた全国のレストラン約250店舗にて、2名以上で特定のコースを予約した場合に、コース代金1名分が無料になるサービスです。
選択可能な店舗には、ドレスアップで楽しむフレンチやイタリアンを始め、寿司、焼肉など様々なジャンルがあります。
コースは1万円以上の高級なものが多く、1年に1回お祝いなどでこのサービスを利用すれば、カードの年会費分の恩恵を享受できます。
使いやすいサービス

プラチナデビットカードは特典がとても豊富です。
前述のダイニング by 招待日和もその一つですが、それ以外で特に便利なサービスを紹介します。
スマプロランク優遇
住信SBIネット銀行が提供するデビットカードということもあり、このカードを所持しているだけで、スマプロランクが2段階上がります。
正確に言うと、スマート認証NEOの設定が必要ですが、それさえ設定しておけば最高ランクのランク4となります。
ランク4になるとATM入手金や他行振込の手数料が月20回無料になるため、住信SBIネット銀行をメインで使用している人にっとっては強力な特典になります。
住信SBIネット銀行のスマプロランクの詳細については、以下の記事をご覧ください。
充実の各種付帯保険
プラチナデビットカードは付帯保険もプラチナカード級に充実しています。
海外旅行傷害保険
海外旅行保険は当然自動付帯です。
保険の種類 | 最大補償額(本会員) | 最大補償額(本会員の家族) |
---|---|---|
死亡後遺障害 | 1億円 | 1,000万円 |
傷害治療 | 1,000万円 | 500万円 |
疾病治療 | 700万円 | 350万円 |
救援者費用 | 500万円(1年間) | 250万円(1年間) |
賠償責任 | 1億円 | 5,000万円 |
携行品損害 | 100万円(1年間) | 50万円(1年間) |
傷害治療費用、疾病治療費用といった、海外で発生する高額な医療費をこの1枚で賄えるほど充実しています。
また、本会員の家族に対しても、ゴールドカード級の保険が適用される点も魅力的です。
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険も自動付帯です。
保険の種類 | 最大補償額(本会員) | 最大補償額(本会員の家族) |
---|---|---|
死亡後遺障害 | 1億円 | 1,000万円 |
入院(1回につき) | 5,000円 | 2,500円 |
通院(1回につき) | 5,000円 | 2,500円 |
入院、通院がどちらも1回ごとの金額なので、少々物足りないかもしれません。
しかし、決して低いが金額ではないですし、本会員の家族に対しても保険が適用されるのは魅力的です。
モバイル端末保険
他のカードの保険にはない珍しい特典として、モバイル端末保険が自動で適用されます。
年1回1端末までですが、端末修理代が最大10万円まで保障されます。
しかも、スマートフォンだけでなく、パソコン、タブレット、スマートウォッチ、音楽プレイヤーも対象となっており、とても使い勝手がいい保険となっています。
その他保険や各種保険の詳細については、公式サイトをご確認ください。
boingo Wi-Fi
世界中の国でアクセスが可能なboingo Wi-Fiのサービスを無料で利用できます。
日本でも、飲食店や遊興施設にあるdocomo回線やau回線等のWi-Fiが対象となっており、都市圏であればアクセスポイントに困らないくらいエリアが充実しています。
LoungeKey
プラチナデビットカードはカード自体がLoungeKeyを兼ねています。(カード裏面にLoungeKeyのロゴがあります。)
年間3回までは、世界1,000ヵ所を超える空港ラウンジを無料で入場できるようになります。
ラウンジではドリンクや軽食を楽しめるほか、無料でネットワークを利用できます。
無料回数は少ないですが、海外旅行が好きな人にとっては嬉しいサービスです。
米ドル外貨預金支払い
住信SBIネット銀行の米ドル外貨預金から直接米ドル決済ができます。
通常米ドルで支払う場合、海外事務手数料として決済金額の2.5%を追加で支払う必要があります。
ただし、このカードで外貨預金から決済を行った場合、年間30回まではスマプロポイントによるポイントバックが受けられます。
つまり、実質的に海外事務手数料を無料化できるのです。
その他
他にも、海外旅行に関連する優遇サービスや、ゴルフ特典、国内高級ホテル・旅館の宿泊特典など、様々な特典が用意されています。
具体的な特典の詳細については、公式サイトをご覧ください。
プラチナデビットカードに向いている人

還元率こそ並み(デビットカードとしては高め)ですが、特典がとても多彩です。
豊富な特典を、年会費11000円で利用できるという点が最大のメリットです。
そういう意味では、以下の状況に該当する人は発行を検討する余地があります。もし、複数当てはまる場合は、迷わず発行していいレベルです。
住信SBIネット銀行をメインで使用している
デビットカードですので、やはり銀行をメインで使用している人に適しています。
住信SBIネット銀行のランク制度はクリアしやすい条件が多いためランクを上げやすいですが、それでもこのカードを持っているだけで最上級ランクになれる特典は強力です。
コスパのいい保険を探している
先述のとおり、保険が多彩かつ、このカード1枚でかなりの部分を補償できる内容となっています。
月額約1000円程度の負担でこの保険に加入できるのはお得、という考え方でこのカードを発行するのも十分にアリです。
海外旅行好き
手厚い海外旅行保険、LoungeKey付き、米ドル外貨決済が実質無料など、海外旅行好きな人にとっては打ってつけの特典が悟っています。
特にこのカード1枚で海外旅行に必要なサービスを粗方カバーしてくれる点は魅力的です。
プラチナカードが提供する特典に興味がある
ダイニング by 招待日和やBoingo Wi-Fiといったプラチナカード特典を割安な年会費で利用できるので、コスパよく利用したい人にとっては魅力的なカードです。
ただし、単純にこれらの特典だけが目当てな場合、もっと安い年会費で利用できるカードもあります。
先述の他の特典も合わせて利用できる人であれば発行して損はないです。
まとめ
この記事では、プラチナデビットカード(旧ミライノ デビット PLATINUM)についてサービスの詳細を紹介しました。
プラチナデビットカードは豊富な特典が魅力的なデビットカードです。
年会費は発生しますが、プラチナカードとして魅力的な特典を多数備えておりコスパに優れています。
実際に私自身も発行して使っており、実際にその感想を別の記事にしてみました。
どんな特典を使い、どこがイマイチだったかを詳しく解説していますので、発行を検討している人は以下の記事も合わせてご覧ください。
なお、このカードを発行する場合、住信SBIネット銀行の口座を開設したうえで申込む必要があります。
ただ、住信SBIネット銀行は銀行単体としても優秀なので、開設しておいて損はないです。
詳細については以下の記事も合わせてご覧ください。
お得な開設方法
この記事の最後に、住信SBIネット銀行のお得な開設方法を紹介します。
それはSBI証券の口座開設を申込み、その際同時に住信SBIネット銀行を開設するという方法です。
SBI証券は、住信SBIネット銀行と紐づいたSBIハイブリッド預金の開設に必須ですし、証券会社としてもトップクラスに優秀なため、とりあえず開設しておく程度のスタンスでも損はないです。
ポイントサイトの活用
SBI証券の開設は、ポイントサイトを介して行うのがオススメです。
日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、数千円相当のポイントをもらえることが多いです。
達成難易度としても複雑な条件が不要で非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
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詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

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