dポイントをメインで貯めている人ならぜひ活用したいのが日興フロッギーです。
dポイントを使って株式を購入でき、購入した株式を売却すれば現金として引き出せます。
特に、ここ数年毎年開催されているdポイント増量キャンペーンでは、各種ポイントから交換したdポイントをまとめて現金化するのに重宝します。
2021年のキャンペーン内容については以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
ただし、日興フロッギーを活用するためには注意すべき点があります。
そこで、この記事ではdポイントを貯めている人に向けて、日興フロッギーの特徴と注意すべき点、お得な活用方法を解説していきます。
日興フロッギーとは

SMBC日興証券が提供する株式取引サービスです。
冒頭で述べたとおり、最大の特徴はdポイントで東京証券取引所に上場している株式やETFを購入できる点です。
dポイントの場合、他の共通ポイント(Tポイント/楽天ポイント/Pontaポイント)と異なり、ポイントで投資信託を購入することができません。
ただし、日興フロッギーでは100円から自由に金額指定して株式・ETFを購入できるので、投資信託と同じ感覚で株を購入できます。
しかも、期間限定dポイントでも株式・ETFを購入できるため、dポイントの現金化手段として非常に優秀です。(他の共通ポイントでは期間限定ポイントで投資信託は買えません。)
ちなみに、dポイント以外の共通ポイントのお得な現金化方法については以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
dポイントで買いたい銘柄
dポイントを使って日興フロッギーで普通に投資をしたいなら、当然どの銘柄を選んでも問題ありません。個人の自由です。
ただし、dポイントを現金化することが目的なら以下のETFがオススメです。
NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信(2510)
オススメ銘柄②
・NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
・NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)
①は値動きの小さい国内債券型のETFです。
②は日経平均のETFと、日経平均の価格変動とは逆に動くETFです。これを同額で同時注文することにより、値動きの上下変動を相殺して現金化できます。
確実に現金化したい場合は、個人的にはトータルの値動き幅が小さいことが多い①がオススメです。
日興フロッギーの注意点

dポイントで金融商品を購入(し、現金化)できる日興フロッギーですが、通常の証券口座と異なる注意点があります。
母体のSMBC日興証券の証券口座よりも機能が絞られていたり、仕様が異なる点があるため、その仕組みを理解して活用することが重要です、
取引可能時間
通常の証券口座であれば、市場がオープンしている間であれば注文を出せばすぐに売買できます、
一方、日興フロッギーの場合、任意のタイミングで取引できません。
基本的に前場か後場での注文で固定されため、投資信託の買い方に近い感覚での取引となります。
下表のとおり、買付/売却指示を出した時間帯によって取引タイミングが異なる点を理解して売買を行う必要があります。
時間帯 | 0:00~2:00 | 2:00~5:00 | 5:00~8:00 | 8:00~11:30 | 11:30~16:00頃 | 16:00頃~24:00 |
---|---|---|---|---|---|---|
営業日 | 当日前場 | 休止 | 当日前場 | 当日後場 | 中断 | 翌営業日前場 |
土日祝 | 翌営業日前場 | 休止 | 翌営業日前場 | 翌営業日前場 | 翌営業日前場 | 翌営業日前場 |
(SMBC日興証券サイトより引用)
手数料体系
日興フロッギーでは取引方法と取引額に応じて手数料が発生します。
概算注文金額 | 買付手数料 | 売却手数料 |
---|---|---|
100万円以下 | 0% | 0.5% |
100万円超 | 1.0% | 1.0% |
(日興フロッギーサイトより引用)
日興フロッギーでは、無駄な手数料を取られないように100万円以下で取引する必要があります。
なお、日興フロッギーで売買を行うと500円につき1ポイント(0.2%還元)のdポイントがもらえます。
つまり、100万円以下で株式の売買を行うと実質的に0.3%の手数料が発生します。
デメリットを抑えるテクニック

取引時間帯に関してはサービスの仕組み上仕方がありませんが、特に売買手数料が他の証券会社と比較するとやや高めなのがネックです。
ただし、この高めな手数料も株を単元株に振替えることで抑えることができます。
日興フロッギーで購入した株式が単元株数を満たしていれば、内部的にSMBC日興証券の通常の株式預かりとして振替えることが可能となっています。
例えば先述の銘柄だと以下の株数で単元株に振替え可能です。
- NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信(2510)
→10株 - NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信(1321)
→1株 - NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)
→1株
そして、通常の株式の場合の(オンライン取引)手数料は以下のとおりです。
約定代金 | 手数料 |
---|---|
~10万円 | 137円 |
~20万円 | 198円 |
~30万円 | 275円 |
~50万円 | 440円 |
~100万円 | 880円 |
~200万円 | 1,650円 |
~300万円 | 2,200円 |
~400万円 | 3,300円 |
~500万円 | 3,300円 |
(公式サイトより一部引用)
最低手数料は137円ですので、先述の日興フロッギーの実質手数料が0.3%であることを考慮すると、売却価格が45,667円以上であれば単元株化してから売却する方が手数料が安くなる計算です。(利益分への課税は計算に含めていません。)
しかも、単元株にすることで株式の売却を市場が開いている時間なら自由に取引できるようになります。
日興フロッギーの売却取引におけるデメリットを抑えて取引できるため、条件を満たせるのであれば原則単元株に振替えて取引を行うのがオススメです。
振替手順
そんな高額な取引に活用したい単元株への振替えですが、少々手続き方法がわかりにくいです。
そこで、ここでは日興フロッギーが画面からの単元株振替手順を解説していきます。(PCから操作するのがオススメです。)
1.日興フロッギー公式サイトへアクセスしログイン

2.ログインしたら「マイ資産」をクリック

3.「日興イージートレードで確認」をクリック

4.ポップアップが表示されるので「全商品残高詳細」をクリック

5.日興イージートレードの画面に遷移するので「お取引」タブをクリック

6.画面下の方に「単元株振替」のリンクがあるのでクリック

この後の手順は日興イージートレードのサイトに操作方法が掲載されていますので、その手順どおりに進めていけば単元株振替が可能です。
まとめ
dポイントを貯めている人なら利用必須級のサービス、日興フロッギーの特徴と現金化を中心として活用方法を解説しました。
特にdポイントの現金化には重宝するサービスですので注意点を抑えながら活用していきたいです。
- dポイントで株式を金額指定で買える
- 現金化するなら国内債券型ETFか、日経平均ETFと日経平均インバースETFを同額同時購入がオススメ
- 取引時間帯と手数料に注意が必要
- 一定金額があるなら、単元株に振替えてから取引する方がオススメ
もちろん現金化するだけでなく、dポイントを元手に資産形成を行う使い方もアリです。(米国指数に連動するETFも購入できます。)
投資信託を購入できる他の共通ポイントと比較すると手数料面で劣る点もありますが、非常に使い勝手がいいサービスですのでデメリットに注意しながら使い倒してください。
なお、日興フロッギーはポイントサイト案件はありますが、どれも獲得ポイントが0となっており旨味が無いことが多いです。
開設がまだでお得さを求めたい方は、念のために一応ポイントサイト案件を確認してから開設するのがオススメです。
特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。
これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。
詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

各種ポイントサイトに登録したい場合は、以下のリンクをご活用ください。
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