クレジットカードには色々な種類があります。
おすすめをネットで探すとそれこそ数えきれません。
しかも、毎年新しいクレジットカードが出てきたり、サービス内容が改訂されることは日常茶飯事です。
そういう意味では、現時点ではおすすめカードでも、今後もずっとそれが変わらないか、ということは誰にも保証できません。
むしろ、今後も変わる可能性の方が高いでしょう。
そこで、実際にクレジットカードを延べ30枚以上使ってきた筆者の経験から、本当に利用価値のあるカードを見極め、使いこなすための指針を紹介します。
この記事を読むと、こんなことがわかります。
- クレジットカードを選ぶときの見極め方
- 最適な所持枚数
- メインカードとサブカードの選び方
当ブログではクレジットカードを紹介していますが、いずれも今回解説する考え方を基に、使い勝手の良いものに絞っています。
その共通する考え方をぜひ参考にしてください。
結論
早速、結論から言いましょう。
数あるクレジットカードの中から見極めるべきポイントは
- ポイントの出口と還元率が充実しているか
- 年会費分の価値を回収しやすいか
- 便利な特徴が豊富か
を意識することです。そして、そのうえで以下の考え方で所有するのがおすすめです。
- メイン1枚とサブ1~2枚で複数持ち
- メインを決め、その弱点を補うサブを選ぶ
この後、この観点を重視すべき理由と考え方を具体的に解説します。
クレジットカードを見極めるポイント

ポイントの出口と還元率が充実しているか
クレジットカードで何といっても重視するのは還元率でしょう。
これについては異論の余地がないかと思います。
ただし、目先の還元率の高さだけを注目してはいけません。
重要なことは、その貯まるポイントの使い道(=出口)です。
どんなに還元率が高くても、使い道がないポイントでは意味がありません。
具体的には、以下を重視して貯めるポイントを選ぶべきです。
- 使い道が広い
- 換金性が高い
- ブーストしやすい
この3種類すべてを満たすポイントを選ぶのは難しいですが、2種類ぐらいを満たしているポイントを選べるとよいでしょう。
もし迷う場合は、4大共通ポイント(楽天ポイント、dポイント、Tポイント、Pontaポイント)のどれかが貯まるカードを選べば問題ありません。
また、還元率についてですが、基本的には1%(100円の利用で1ポイント)が基準となります。
時々、0.5%還元が普通と言った論調も見かけますが、最近は年会費が無料で1%還元のカードも多数登場していますので、こちらを基準とするべきです。
年会費分の価値を回収しやすいか
こちらも誰もが、重視する内容かと思います。
最近は年会費無料のカードも多いです。
ただし、「年会費無料のカードが最もよく、年会費が発生するカードがダメ」と決め打ちするのは違います。
たしかに、年会費無料のカードは普通に決済に使うだけで、ポイントが貯まる分、簡単に収支がプラスになります。
ただ、年会費が発生するカードには独自のサービスを提供していることが多く、その活用の仕方次第では年会費以上の恩恵を受けられることもあります。
例えば、年会費が数万円単位で発生するカードですが、ホテルの無料宿泊券を獲得できるというカードが挙げられます。
その無料宿泊券を利用して、年会費以上の宿泊費が必要なホテルに泊まれば、実質的に年会費以上の得をしたことになる仕組みです。
当然、このようなカードは、ホテル宿泊が好きな人専用となるので、人を選びます。
しかし、年会費無料のカードでは決してこのような特典は受けられないので、刺さる人にはとても魅力的なカードとなります。
ちなみに、この例として挙げたカードは以下の記事で詳しく解説していますので、気になった方はぜひご覧ください。
使いやすいサービスが豊富か
冒頭でも触れましたが、クレジットカードのサービスはかなり流動的です。
特にサービスの改悪はつきものです。
突然、還元率が落ちたり、サービスが使えなくなったりします。
そんな、改悪が発生するかもしれない中で長く使っていくためには、使いやすいサービスをどれだけ備えているかが重要です。
そんなサービスの種類が多ければ多いほど、この改悪には強くなります。
多くのサービスがあり、複数の用途で使えるカードを選ぶことが重要です。
具体的には
- 特定の支払いで還元率が大幅アップする
- 海外旅行保険や国内旅行保険が手厚い
- 電子マネーやQRコード決済に対応している
- 公共料金の支払いに対応している
- 提携サービスで優遇を受けられる
といったものが挙げられます。
最適解は複数持ち

こうしてクレジットカードを選ぶ場合、1枚で全てに対応できるカードがあればいいのですが、必ずどれも一長一短があります。
そこで、クレジットカードは複数所持して、お互いの弱点をカバーし合うように複数所持するのがおすすめです。
どれくらい所持すればいいのかと言うと、正解や決まりはありません。
基本的に1人何枚まで、といった発行枚数上限はないので、極端な話百枚以上持っていても問題ありません。(だからこそ、ポイ活でクレジットカード案件を取り組むのをおすすめしています。)
しかし、あまりに多すぎると決済額の把握やポイントの管理が煩雑になり面倒です。
基本的には、普段使いのカードとして2~3枚を目安に所持するのがよいでしょう。
まずは、自分の生活スタイルからメインカード1枚を決め、そのカードの弱点を補う形で1~2枚をサブカードとして追加する形です。
決して、唯一絶対の正解があるものではないですが、ここからはそんなメインカードとサブカードの選び方を解説していきます。。
メインカードの選び方

よく買い物を行う場所
普段の決済をどこでよく行うかという考え方です。
特定のお店での支払いや、ECサイトでの買い物が多い場合、その買い物先に特化したカードを作成することで、大きな恩恵を受けられます。
特にECサイトでは、特定のポイントによる経済圏が出来上がっていることが多いので、そこのカードをメインカードとするのが有効です。
何をするのが好きか
クレジットカードには、旅行やホテル宿泊、グルメなどに関する特典が豊富なカードもあります。
そういった、エンタメ系を楽しむのが好きな人の場合、専用のカードを発行してメインとし、その弱点を補うサブを利用するのがベストと言えます。
ただし、こういったカードは年会費が発生することが多いので、先述の年会費を回収しやすいかという視点が重要になってきます。
特にこだわりがない
頻繁にショッピングをする場所やサイトもなく、クレジットカードの特典を求めていない人の場合です。
“とりあえずキャッシュレスにしておこう”といったスタンスの人も該当するかと思います。
この場合は、特定のポイントに集約できるよう4大共通ポイントのどれかが貯まるカードを決めて利用するのがよいでしょう。
4大共通ポイントは現金と同等以上に使える方法が豊富なため、万人にオススメできるポイントです。
具体的なオススメの使い方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

サブカードの選び方

サブカードは基本的にメインカードを補う役目になります。
それに加えて、以下の観点で選ぶとよいでしょう。
ポイント管理がラクなもの
カードを複数発行する際の最大のデメリットが、還元を受けられるポイントの管理が煩雑になることです。
ただし、メインカードと同じポイントを貯められるのであれば、多少はすっきりするはずです。
(同じポイントを貯めやすいという意味でも、4大共通ポイントをおすすめしています。)
また、カードの支払いに充当できるポイントや、現金化できるポイントであれば、比較的わかりやすいので、こちらで代用するのもよいでしょう。
国際ブランドを分ける
国際ブランドとは、VISA/MasterCard/AMEX/JCB/DinersClubといった、決済システムやライセンスを提供しているブランドを指します。
このブランドを分けることで、特定の決済ブランドで決済できない場合のリスクヘッジになります。
特に、AMEX/JCB/DinersClubといったブランドは、日本国内で決済できないことは少ないですが、海外で決済できるエリアが狭いです。
少なくとも1枚はVISA/MasterCardブランドを保有しておくのがよいでしょう。
まとめ
この記事では、当ブログで重視するクレジットカード選びのポイントと持ち方を紹介しました。
- クレジットカード選びのポイント
- ポイントの出口と還元率が充実しているか
- 年会費分の価値を回収しやすいか
- 便利な特徴が豊富か
- クレジットカードの持ち方
- メイン1枚とサブ1~2枚で複数持ち
- メインを決め、その弱点を補うサブを選ぶ
これを意識してクレジットカードを選んでいけば、大きく失敗することはないです。
そして、この特徴を見極めるうえで大事なことが、自分がどんな生活スタイルで、何を重視するかです。
- 節約できることを意識したいので、還元率を重視する。
- 旅行が好きなので、旅に関する特典が豊富なものがいい。
- よく使うサービスがあるので、そのサービスをもっとお得に使えるようにしたい。
こんな、自分なりの判断軸を持っておくのが大事です。
そうすることで、特に意識したい選び方のポイントがハッキリしてくるはずです。
とはいえ、クレジットカードは世の中に大量にあります。
「どんなカードがよいのか?」、「どういう組み合わせ方があるのか?」といった疑問が湧くと思います。
そんな具体的な内容については、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
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