【投資家必見】クレジットカード積立サービスを徹底比較

クレジットカード

投資を行っていくうえで、絶対利用するべきなのがクレジットカード積立です。

クレジットカードで投資信託を買うことができ、投資をしながらクレジットカードのポイントを獲得できます。

カードごとに月々5万円の上限がありますが、ノーリスクでポイントを獲得できるので、とてもお得なサービスです。

そして、このサービスは2021年以降に新しく対応した証券会社もあり、サービス競争が激しくなってきています。

そこで、この記事ではどこの証券会社のサービスが充実しているか、 証券会社6社(楽天証券・SBI証券・マネックス証券・auカブコム証券・tsumiki証券・セゾンポケット)のサービス内容を具体的に比較していきます。

この記事を読むとこんなことがわかります。

  • 証券会社ごとのサービス内容の違い
  • 優秀な証券会社×クレジットカードの組み合わせ
  • クレジットカード積立の活かし方

本格的に資産形成を始めたい人、お得にポイントを貯めたい人に参考となる内容ですので、ぜひ参考にしてください。

結論

まず、この記事で比較した各社サービス内容の違いは以下の一覧のとおりです。

証券会社 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 tsumiki証券 スマートプラス
(セゾンポケット)
対象カード 楽天カード系 三井住友カード系 マネックスカード au PAYカード エポスカード系 セゾン・UCカード系
サービス
開始時期
2018/10 2021/6 2022/2/25 2022/3/28 2018/8 2019/11
商品ラインナップ 約2,600本 2,510本 1,000本以上 1,526本 5本 2本
獲得ポイント 楽天ポイント Vポイント マネックスポイント Pontaポイント エポスポイント 永久不滅ポイント
還元率 カード:0.2% ※1
楽天キャッシュ:0.5%
0.5%~2% 1.1% 1% ※3 0.1%~0.5% 0.1%
保有残高への
ポイント付与
なし ※2 0~0.2%
(Tポイント or Vポイント)
0~0.08% 0.005〜0.24% なし なし

※1:投資信託の代行手数料が年率0.4%以上の商品は1%付与。2022年9月買付分より適用
※2:総資産残高が一定額を超えたときに1回のポイント付与あり
※3:au回線契約者は5%、UQ mobile契約者は3%

比較結果を踏まえ、クレジットカード積立としてぜひ利用したい証券会社は、

  • マネックス証券×マネックスカード
  • SBI証券×三井住友カード(NL)※条件あり

になります。

2021年までは楽天証券×楽天カードの一強状態(条件を満たせる人ならSBI証券も有力)でしたが、2022年1月に9月買付分から信託報酬が低いファンドは0.2%に付与率が悪化する変更があり、オススメの座から陥落しました。

一方、2022年に無条件で1.1%付与と、強力なサービスを開始したのがマネックス証券です。

このため、今後はマネックス証券とSBI証券が最有力となります。

特に積立NISAと相性のいいサービスですので、どちらかで積立NISA口座を開設して併用するのが最適解です。

その理由も含めて、各社の特徴や強みを解説していきます。

商品ラインナップ

投資ですので、最も重要なのがどんな商品を買えるかです。

楽天証券・SBI証券・マネックス証券・auカブコム証券

楽天証券やSBI証券はネット証券最大手だけのことはあり、ラインナップ数が圧倒的です。

長期投資に向いた各種手数料が低い優良なファンドも投資対象となっています。

また、ラインナップ数だけで比較するとSBI証券には劣りますが、マネックス証券、auカブコム証券も優良なファンドは一通り取り揃えているので遜色はないと言えるでしょう。

このため、積立NISA口座を開設し、このクレジットカード積立で資産形成を行う用途にも向いています。

具体的にどんな優良ファンドがあるのかは、後述の「保有残高へのポイント」で紹介していますので、そちらを参考にしてください。

tsumiki証券・セゾンポケット

tsumiki証券とセゾンポケットで投資可能な商品は似通っているので、まとめて比較します。

セゾン・バンガード・
グローバルバランスファンド
セゾン資産形成の
達人ファンド
コモンズ30ファンドひふみプラスまるごとひふみ15
運用会社セゾン投信セゾン投信コモンズ投信レオス・キャピタルワークスレオス・キャピタルワークス
投資対象・株式:50%
・債権:50%
株式株式株式・株式:15%
・債権:85%
購入時手数料なしなしなしなしなし
信託報酬0.59%1.55%1.078%1.078%0.66%
信託財産留保額0.1%0.1%なしなしなし
取扱い証券会社・tsumiki証券
・セゾンポケット
・tsumiki証券
・セゾンポケット
tsumiki証券tsumiki証券tsumiki証券

正直どれも信託報酬が高いです。現在、信託報酬が0.2%を切るようなファンドも多い中、微妙なラインナップです。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが一番信託報酬は低いですが、信託財産留保額が設定されており、売却時に手数料が発生する商品です。

楽天証券、SBI証券、マネックス証券と比較すると、長期投資に向いた商品が貧弱と言えるでしょう。

還元率

クレジットカード積立で気になるのは、やはり実際のポイント付与率でしょう。

また、証券会社の中には、投資信託の月末保有残高に対してポイントが付与されるサービスもあるので、合わせて比較していきます。

クレジットカードによるポイント

楽天証券

還元制度はシンプルで、月々の楽天カードでの積立額に対して基本還元率が適用されます。

2022年8月買付分までは楽天カードでどのファンドでも還元率が変わらず1%、月々最大500pt獲得できましたが、2022年9月買付分から手数料の低い優良なファンド購入した際たの付与率が0.2%に悪化しました。

代行手数料(信託報酬のうち楽天証券の取り分)が年率0.4%を超えるファンドの場合これまで1%付与を維持できますが、優良なファンドが信託報酬0.2%を切るような中、長期投資に向いた商品の購入には適さなくなりました。

なお、楽天カードはカード自体のスペックも優秀です。以下の記事で詳細に解説していますので、合わせてご覧ください。

SBI証券

SBI証券では月々の三井住友カードの積立額に対してVポイントが付与されます。

Vポイントは三井住友カード系列のカードで付与されるポイントで、カードの請求額に1ポイント=1円で充当したり、dポイントと等価交換できるので、ほぼ現金として使えます。

Vポイントの特徴や貯め方については以下の記事で解説していますので合わせてご覧ください。

そして、SBI証券の積立では、三井住友カードの種類ごとに付与率に違いがあります。

最高で2%が付与されますが、どれも年会費が数万円するプラチナカードですので、この目的だけのために発行するのは本末転倒です。

難しい条件なしでカードを持ちたい方には三井住友カード(NL)がオススメです。

基本付与率は0.5%と低めですが、年会費無料で所有できるので発行しておいて損はありません。

また、三井住友カードゴールド(NL)であれば、付与率が1.0%となります。

このカードは年間100万円を決済すれば年会費が永年無料となるため、この条件をクリアできる人であれば、三井住友カード(NL)の上位互換となるのでこちらの方がいいです。

三井住友カードゴールド(NL)の詳細については、以下の記事で他のカードと比較しながら解説していますので、合わせてご覧ください。

SBI証券のクレジットカード積立に使用するカードを発行する場合は、ポイントサイトを経由して発行するのがオススメです。

三井住友カード(NL)、三井住友カードゴールド(NL)どちらもカード発行するだけで数千ポイントを獲得できる案件があるからです。

特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。

これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。

詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

【一覧】ポイント活用しやすいポイントサイト【ポイ活】
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これらのポイントサイトに狙いをつけたうえで、どこ得というサイトで案件名を検索し、その時点で最もお得なサイトから発行するのが賢い方法です。

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マネックス証券

マネックスカードは基本還元率1%ですが、クレジットカード積立の場合無条件で1.1%の還元率が適用されます。

このため、今回比較している5社の中で最も還元率が高いです。

ちなみに、マネックスポイントは他社ポイントとの交換が非常に充実しており、Amazonギフト券/dポイント/Tポイント/Pontaポイント/nanacoポイント/WAONポイントといったポイントに等価交換できるので使い勝手がよいです。

auカブコム証券

auカブコム証券ではau PAYカードでの積み立て金額に応じて1%還元でPontaポイントが貯まります。

Pontaポイントは4大共通ポイントの一角で、実質的に無期限でポイントを貯められるうえ、ほぼ現金同様に使えます。

また、使い方によっては1ポイント=1円以上の価値で使えるので、気になる方は以下の記事をご覧ください。

tsumiki証券

tsumiki証券では月々の積立額ではなく、年間積立額の合計に対してエポスポイントが付与されます。

そして、この付与率は、1年目は0.1%、2年目は0.2%…、5年目以降は0.5%となり、年度ごとに変動します。

正直、先述の3社と比較するとポイント還元率は低い方と言えます。

セゾンポケット

セゾンポケットではクレジットカードの種類に関係なく、クレジットカード積立の回数を起点に付与されます。

6回積み立てた時点での累計額に対して、5,000円ごとに永久不滅ポイントが1pt付与されます。

永久不滅ポイントは1pt=5円相当の価値があるポイントですので、還元率は0.1%なります。

今回比較している5社の中で、最も還元率が低い状態です。

保有残高へのポイント

SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券では投資信託の保有残高に応じたポイント付与制度があります。

各社いずれも投資信託の銘柄ごとに付与されるポイント率が異なるので注意が必要です。

ポイント付与率が高いファンドはそもそも手数料が高い場合が多いので、宣伝文句的な付与率に釣られることなく自分が積み立てる商品の付与率に注目することが重要です。

ここでは一例として、積立NISA口座での投資などで長期投資に向く商品を中心に確認していきます。

具体的には、購入手数料がかからず(ノーロード)、信託報酬が低く、特定の指数に連動するインデクスファンがその対象です。

代表的なファンドとそのポイント付与率(年率)を一覧化すると以下のとおりです。

ファンド名投資対象SBI証券マネックス証券auカブコム証券
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)全世界株式(小型株除く)0.042%0.03%0.005%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド全世界株式0.022%対象外0.005%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド0.05%0.03%0.005%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス先進国株式0.0365%0.03%0.005%
ニッセイ外国株式インデックスファンド0.03822%0.03%0.005%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス新興国株式0.05%0.03%0.005%
SBI・新興国株式インデックス・ファンド0.022%0.03%0.005%
楽天・全米株式インデックス・ファンド米国株式全体0.05%0.03%0.005%
SBI・V・全米株式インデックスファンド0.022%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)米国大型株式0.034%0.03%0.005%
SBI・V・S&P500インデックスファンド0.022%対象外0.005%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)日本株式0.05%0.03%0.005%
ニッセイ日経平均インデックスファンド0.05%0.03%0.005%
eMAXIS Slim 先進国債権インデックス先進国債権(日本除く)0.05%0.03%0.005%
eMAXIS Slim 国内債券インデックス国内債券0.05%0.03%0.005%
eMAXIS Slim 国内リートインデックス国内リート0.05%0.03%0.005%

こうして見てみると、ポイントの付与率はSBI証券の方が優秀です。

また、付与率は精々0.03%~0.05%程度が相場と言えそうです。

ポイント付与率が高い商品は、そもそもファンドの手数料が高い場合が多いので、注意しましょう。

楽天証券では2022年4月末残高から、銘柄に関係なく合計資産が一定額を超えるとポイントを付与される仕組みに変更となりました。
公式サイトにてポイント付与数の詳細が公表されていますが、数百万円預けて数百ポイントが1回もらえるだけなので、ほぼ無くなるに等しい改悪と言えます。

番外編:クレジットカード積立を活かしたポイ活

このクレジットカード積立の活かし方として、ポイント獲得に拘る方法も紹介します。

それは、値動きの小さい国内債券を購入し、即売却するという方法です。

例えば、マネックス証券×マネックスカードの組み合わせであれば、クレジットカードの積立を上限の50,000円まで行うことで550pt獲得できます。

そして、クレジットカード積立で購入した国内債券の投資信託をすぐ売却すれば、50,000円をほぼそのまま換金できます。

そこで、この50,000円を翌月のマネックスカードの引落しに充ててしまえば、550ptをそのまま獲得できる計算です。

クレジットカード積立はポイント獲得狙いの言わば、ポイ活として取り組むのもアリです。

値動きが小さいとは言え、国内債券型の投資信託も元本割れもすることがありますので、その点は予め理解したうえで取り組む必要があります。
ただし、獲得できるポイントを加味するとかなり割のいい投資であることは間違い無いです。

まとめ

この記事では、クレジットカード積立に対応している証券会社5社を比較しました。

改めて、各社サービスの違いを一覧でまとめます。

証券会社 楽天証券 SBI証券 マネックス証券 auカブコム証券 tsumiki証券 スマートプラス
(セゾンポケット)
対象カード 楽天カード系 三井住友カード系 マネックスカード au PAYカード エポスカード系 セゾン・UCカード系
サービス
開始時期
2018/10 2021/6 2022/2/25 2022/3/28 2018/8 2019/11
商品ラインナップ 約2,600本 2,510本 1,000本以上 1,526本 5本 2本
獲得ポイント 楽天ポイント Vポイント マネックスポイント Pontaポイント エポスポイント 永久不滅ポイント
還元率 カード:0.2% ※1
楽天キャッシュ:0.5%
0.5%~2% 1.1% 1% ※3 0.1%~0.5% 0.1%
保有残高への
ポイント付与
なし ※2 0~0.2%
(Tポイント or Vポイント)
0~0.08% 0.005〜0.24% なし なし

※1:投資信託の代行手数料が年率0.4%以上の商品は1%付与。2022年9月買付分より適用
※2:総資産残高が一定額を超えたときに1回のポイント付与あり
※3:au回線契約者は5%、UQ mobile契約者は3%

比較結果を踏まえ、クレジットカード積立としてぜひ利用したい証券会社は、

  • マネックス証券×マネックスカード
  • SBI証券×三井住友カード(NL)※条件あり

になります。

2022年に入ってからポイント還元の観点で制度改悪が続き、楽天証券は一気にオススメできない証券会社となりました。

一方、SBI証券やマネックス証券は引き続きポイント付与率も高く、長期投資に向いた優良なファンドもそろっているので非常におすすめです。

資産形成においてポイント付与率を気にするのは本質的でないとの声もありますが、資産が少ない初期こそ確定で得られるポイントは大事です。

確実に得られる利子のようなもので、利益の上乗せに他ならないからです。

クレジットカード積立は、資産形成の第一歩としても最適な方法ですので、ぜひ活用してみてください。

お得な開設方法

この記事の最後に、各証券口座のお得な開設方法を紹介します。

楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券に関しては少々手間をかけられる人であれば、断然ポイントサイト経由での開設をおすすめします。(tsumiki証券とセゾンポケットはポイントサイト案件がありません。)

日にちによって獲得できるポイント数に変動がありますが、SBI証券なら6,000円前後分、マネックス証券やauカブコム証券は5,000円前後分のポイントをもらえることが多いです。

達成難易度としても複雑な条件が不要なことが多く(口座開設と少額の取引だけといったもの)、非常にお得なポイント稼ぎになるため、手間をかける価値があります。 

特に、当ブログでは以下のポイントサイトを候補として推奨しています。

これらのサイトはポイントの出口戦略を立てやすく、他社ポイントへの変換・現金化といった方法が豊富なためオススメです。

詳細については、以下のページを合わせてご覧ください。

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