使いやすく、お得にポイントを貯められるプリペイドカードとしてオススメしたいのがMIXI M(旧6gram)です。
現在、自分自身もメインカードとして使用しており、普段の決済はこのカードに集約させています。
また、招待制で発行する仕組みが2021年12月13日から廃止されたことにより、誰でも気軽に利用できるようになりました。
そこで、実際に使用した経験も交えながら、このプリペイドカードを最大限活用するポイントを解説していきます。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- MIXI Mへのオススメのチャージ方法
- MIXI Mを最大限に活用する方法
- 今後のサービス改善に期待する点
MIXI Mはどんな人なら発行するメリットがあるか、ぜひ参考にしてください。
MIXI M(旧6gram)とは?
MIXI Mはmixiが運営するバーチャルプリペイドカードです。
2022年2月3日より旧名の6gramから名称変更となりました。
VISAブランドやJCBブランドのバーチャルカードをアプリ内で発行でき、銀行口座やクレジットカードからチャージを行うことで、店舗やオンラインで決済ができます。
また、友達や複数人で作ったグループと残高を共有することもできます。
この機能により、友達との割り勘、グループで共同で費用を負担する場合の支払先として使えるのが特徴です。
ただ、プリペイドカードの中にはポイントやキャッシュバックのサービスを提供しているものもありますが、MIXI Mにはこのような還元制度はありません。
還元が無いのに、なぜそんなカードがオススメなのか、この後具体的に解説していきます。
高還元率でチャージする方法

MIXI Mはプリペイドカードですので、予め残高にチャージを行う必要があります。
そして、最大の魅力が高還元率でチャージできる方法が多いことにあります。
この特徴により、MIXI M単体で還元が無くてもお得なカードなのです。
エポスゴールドカード
MIXI Mと組み合わせると相性がいいのが、エポス陣営のゴールドカードです。
これらのカードには、「選べるポイントアップショップ」という特典があり、特定のサービスを選ぶとその決済が1.5%還元になります。
そして、この対象サービスにmixiが存在します。
つまり、選べるポイントアップショップとしてmixiを指定し、エポスゴールドカードからMIXI Mにチャージすることで、1.5%還元を受けることができるのです。
エポスゴールドカード単体で決済すると還元率が落ちるお店でも、チャージしたMIXI Mで支払うことで、常に1.5%還元で決済ができます。
また、エポスゴールドカードは年間100万円決済すると追加で10,000ポイントを獲得できるので、この方法を活用すれば理論上2.5%還元にすることもできます。
シンプルに高還元率を叩き出せるので、最もおすすめの組み合わせ方になります。
なお、エポスゴールドカードを入手するためには、ノーマルのエポスカードから発行してインビテーションを受けるのがよいです。
なぜ、ノーマルカードから発行した方がいいのか、エポスゴールドカードの詳細が気になった方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
また、エポスゴールドカードの上位互換カードであるJQ CARD エポスゴールドでも同様の特典が受けられます。
JQ CARD エポスゴールドについては、以下の記事で解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
Kyash
MIXI MはプリペイドカードKyashからチャージすることができます。
KyashはVISA/MasterCard/JCB/AMEXブランドのクレジットカードを支払い元に紐付けられ、クレジットカードのポイントとは別に0.2%還元(500円につき1ポイント)が受けられます。
一月当たりの還元を受けられる上限は5万円という制約はありますが、以下のようにポイント多重取りができるのでオススメです。
還元率1%のカード(1%)+Kyash(0.2%)+MIXI M(0%)
Kyashの詳細やお得な発行方法については、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
au PAYプリペイドカード(iPhoneユーザー限定)
iPhoneであれば、Apple Payを利用してMIXI Mにチャージできます。
その際、Apple Payに登録したau PAYプリペイドカードを選択でき、200円ごとに1Pontaポイント(0.5%還元)を獲得しながらチャージできます。
Pontaポイントは4大共通ポイントの1つで、使い道には困らないポイントです。
詳細について、以下の記事で詳細に解説していますが、Pontaポイントはほぼ現金として使える優秀なポイントです。
具体的なオススメの使い方は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

ちなみにau PAYプリペイドカード自体もプリペイドカードですので、そのチャージ元としてクレジットカードを設定しポイント2重取りが可能です。
au PAYプリペイドカードへのチャージにおすすめのカードや活用方法、お得な発行手順は以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
Revolut(おまけ)

MIXI MへのチャージはRevolutからもできます。
Revolutはイギリスの企業が手掛けるフィンテックサービスです。
厳密にはデビットカードですが、銀行口座やクレジットカードから残高へのチャージができるため、プリペイドカード的な使い方ができます。
ただ、MIXI Mと同様にRevolutにも還元制度がないので、正直このチャージを使うメリットは特にありません。(そのため、おまけ扱いです)
Revolutの詳細が気になった方は、以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
MIXI Mの活用法

基本の使い方
まずは、MIXI Mだけで利用可能な基本的な決済方法を解説していきます。
バーチャルプリペイドカードですのでオンラインでのカード決済は可能です。
その他に実店舗での決済として以下の方法があります。
QUICPay
MIXI MはApple PayやGoogle Payに登録でき、QUICPayとして決済できます。
スマホだけで決済が完了する手軽さがメリットです。
リアルカード
2021年6月よりVISAブランドのリアルカードを発行(当時は6gram)していましたが、同年8月に発行停止していました。
その後2年近く進展がなかったのですが、2023年5月16日よりリアルカードの発行を再開しました。
カードに番号が一切かかれていない半透明(黒基調と白基調で2種類のデザインあり)のカードで、PINコード(決済時に求められる4桁の暗証番号)はアプリ内で確認する使い方になります。
プレミアム会員
2023年5月16日のリアルカード発行再開に合わせて会員制度が導入されました。
月額480円を支払うことで以下のサービスを受けられます。
- リアルカード発行クーポン
…リアルカードは1人当たり黒/白のデザイン1枚ずつを発行できる。1年間有効であり、有効期間内なら解約後も使用可。 - 月ごとにバーチャルカードが3枚まで無料発行可能(保有上限30枚に達している場合は発行不可)
- ガソリンスタンド・ホテルでのリアルカード決済が可能
- 残高の受取手数料が毎月5,000円まで無料
…月10万円までは無料で残高送金&受取できるが、10万円を超えると5%の手数料が発生。これが月5,000円まで無料となる。 - 海外加盟店での決済手数料(3%)が無料
正直、月額制の費用を払って受け取れるメリットとしては微妙です。
ただし、海外加盟店での手数料が無料となることから、海外旅行に行く直前にプレミアム会員に入会して現地決済における手数料優遇を受け、旅行から帰ってきたら解約するといったスポット活用は有効と言えます。
プレミアム会員についての詳細は公式サイトをご覧ください。
お得な使い方
ここからは、私が実際に使っている応用ワザ的な使い方を紹介していきます。
いずれも決済範囲を広げ、さらに使いやすくする方法です。
PayPay
繰り返しになりますが、MIXI MはVISAブランドのプリペイドカードを発行できます。
このため、QRコード決済のPayPayに紐づけることが可能です。
PayPayのみに対応しているような中小のお店で決済できるようになるため、決済範囲を大幅に広げることが可能です。
MIXI Mは3Dセキュアに対応しているため、PayPayでの決済可能額も30日間で25万円まで使えます。
リアルカードを持っていない人でも、PayPayはMIXI Mの出口としてぜひ利用したい支払い手段です。
モバイルSuicaへチャージ
MIXI MがモバイルSuicaアプリにカードを登録しチャージすることができます。
Suicaへのチャージはポイント付与対象外となっているクレジットカードも多いですが、MIXI Mを経由することで、ポイント還元を受けながらSuicaにチャージできるメリットがあります。
スターバックスカードへのチャージ
ちょっと凝った使い方として、スターバックスカードにもオンラインチャージに利用する方法もあります。
マイページ上でMIXI Mを登録しておけば、オートチャージの設定もできます。
スターバックスコーヒーをよく利用する人であれば、支払先をまとめられるメリットがあるのでオススメの使い方です。
6garmのデメリット

ここまでMIXI Mの便利な活用法を紹介してきましたが、デメリットもあります。
リアルカード発行に手数料がかかる
MIXI Mのリアルカードの発行が再開されましたが、発行手数料として1000円(以前は800円)かかります。
バーチャルカードだけの利用であれば無料ですので、実店舗での決済はQUICPayやPayPayのみに留める、といった割り切った使い方も一つの手です。
リアルカードに関しては、本当に実店舗でカード決済を行う場面があるか検討してから発行するとよいでしょう。
ただ、先述のとおり、還元率の高いチャージ方法が複数あるので、個人的にはこの程度の手数料であれば発行しても損ではないと考えます。
まとめ
この記事では、プリペイドカードのMIXI Mに関して、お得なチャージ方法と活用方法について解説しました。
独自の還元制度はないのに、周辺カードとの連携が抜群のために使いやすいプリペイドカードとなっています。
- 高還元率でチャージする方法
- エポスゴールドカード(選べるポイントアップショップでmixiを指定) → MIXI M
- 高還元率カード → Kyash → MIXI M
- 高還元率カード → au PAYプリペイドカード → MIXI M(iPhoneユーザーのみ)
- 活用方法
- Apple Pay/Google PayでのQUICPay
- リアルカードによるカード決済(新規発行停止中)
- PayPay
- モバイルSuica
2021年10月27日より3Dセキュアに対応したことで決済範囲が広がり、目立った弱点も無くなりました。
特にエポスゴールドカード所有者なら利用必須級のカードですので、ぜひ活用してみてください。
コメント
こんにちは。有益な情報で参考になりました。
IDEAカードに自動積立機能が追加されたようで、6gramからのチャージができれば便利に使えそうかなと思い、試してみたくなりました。
よろしければ6gramの招待用URLを送っていただけますと幸いです。
やすひこさん
ありがとうございます。IDAREのことですかね?
IDAREが3Dセキュア未対応カードからチャージできるとしたら可能性が広がりそうですね!
頂いたメールアドレスに招待用URLをお送りしますね。
6gramに興味があり、記事を拝見させていただきました。
お手数ですが、招待URLお願いします。
はらまーさん
ありがとうございます。
承知した。メールお送りします!
eposゴールドカードを持っており、たまたまこのHPで6gramを知りました。
お手数をおかけしますが、招待用URLを送っていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
URLお送りしますね!
6gramの仕組みは大変興味深いですね。(カードを使ってもらいつつ、還元は他社に負担させるわけですね。クレジットカード会社が6gramをポイント還元対象外にしないのが不思議です。)招待URLの送信をお願いできますでしょうか。
コバルトさん
おっしゃる通り、非常に賢いやり口だなぁと思ってます。
こういう系のお得技って広まりすぎると塞がれたりするので、今のうちに利用しきっちゃうのがいいかなって思いますね。(記事にした私が言うのもアレですが)
URLお送りしますね!
興味深い内容ありがとうございます。
JQエポスゴールド→mixi mのルートでエポス100万クリアを目指そうと思ってます。その中で確定申告の追徴課税のクレジットカード納付をmixi mのバーチャルカードですることは可能でしょうか?
のりさん
返信遅くなってごめんなさい。
私はやったことはないのですが、MIXI Mのサポートページ的には支払いは難しそうに読み取れますね。
ちなみに納税額にもよりますが、iPhoneユーザーであればMIXI Mからnanacoにチャージしてnanacoで決済するという方法はありますね。
質問なのですが、mixi m,モバイルSuicaを選べるポイントアップで選択した場合は、両方のチャージで+1%になるのでしょうか?
エポス金→mixi m(選べるポイントアップ)→モバイルsuica(選べるポイントアップ)
shimaさん
質問ありがとうございます。
その場合はMIXI Mとしてのチャージに対して+1%されるだけで、モバイルSuica分にはポイントアップはありません。
選べるポイントアップしはあくまでエポスゴールドからどこにチャージしたかだけで判断されるので、MIXi Mのさらに先のチャージに対してはボーナスは発生しないです。
こちらの情報を見て、KYASHとMIXIMを契約したのですが、MIXIMにKYASHの実カードの登録ができません。
最近、ふさがれたのでしょうか? 教えていただけると助かります。
たからさん
コメントありがとうございます。こちらは登録できました。
具体的に登録できなかった時の状況を教えていただけますか?
例えば、Kyash側の残高0円になっていると、登録する際のオーソリが通らず登録失敗になることがあります。